ソファーの処分方法・捨て方の手順を徹底解説！自治体別の処分費用や売却時のポイントも紹介

ソファーは大型家具のため、処分方法にお困りではありませんか？
ソファーは、通常のごみとして処分することができず、自治体の粗大ごみ回収や専門業者への依頼が必要です。
また、スプリング入りのソファーは処理困難物として扱われる自治体も多く、通常の粗大ごみとは異なる手続きが求められる場合があります。

処分方法を誤ると回収を断られたり、余計な費用がかかったりする可能性もあるため、事前に正しい知識を身につけておくことが大切です。

この記事では、ソファーを買い換えるタイミングから、自治体での処分方法、不用品回収業者の利用、売却やフリマアプリでの出品まで、状況に応じた最適な処分方法を詳しく解説します。主要自治体別の処分費用一覧や、ソファーを解体する手順も紹介していますので、ソファーの処分をお考えの方はぜひ参考にしてください。

ソファーを買い換えるべきタイミングとは？チェックしたいサイン

ソファーの買い替えを検討すべきタイミングには、いくつかのサインがあります。

長年使用してきたソファーは、見た目や機能面でさまざまな劣化が現れます。こうした症状が見られたら、買い替えを検討する時期かもしれません。ここでは、買い替えのサインとなる主な症状について解説します。

1. ソファーに劣化や破損がある
2. 張地の汚れ・擦り切れが気になる
3. 座るとギシギシ音がする・座った箇所が凹む

ソファーに劣化や破損がある

ソファー自体が劣化して表面がボロボロになったり、足が折れたりするなどの明らかな破損がある場合は、買い替えのタイミングといえます。

木製やプラスチック製の脚部分が破損すると、座った際に不安定になり危険です。また、ソファーの骨組み部分が破損している場合も、修理が困難なケースが多くなります。

部品だけを買い換えることもできますが、安めの家具店では、パーツのみ販売がされていないことが多いため、買い替えが必要になることが多い傾向にあります。特に購入から年数が経過しているソファーの場合、同じ部品の入手が難しいことも少なくありません

張地の汚れ・擦り切れが気になる

ソファーの表面を覆う張地は、使用頻度が高い部分ほど劣化が進みます。

座面や肘掛けの部分が擦り切れて生地が薄くなったり、破れたりしている場合は、見た目だけでなく座り心地にも影響が出てきます。特に革製のソファーは、ひび割れや色褪せが目立ちやすく、経年劣化が分かりやすい素材です。

飲み物や食べ物をこぼしてできたシミ、ペットによる引っかき傷なども、一度ついてしまうと完全に取り除くことは困難です。張地の張り替えも可能ですが、費用が高額になることが多いため、新しいソファーへの買い替えを検討する方が経済的な場合もあります。

座るとギシギシ音がする・座った箇所が凹む

座った際にギシギシと音がする場合は、ソファーの内部構造に問題が生じている可能性があります。

木製フレームの接合部分が緩んでいたり、金属製のバネやスプリングが劣化していたりすると、こうした異音が発生します。また、座った箇所が大きく凹んだまま戻らない症状も、内部のクッション材やスプリングが劣化している証拠です。

クッション性が失われたソファーは座り心地が悪いだけでなく、長時間座ると腰や背中に負担がかかります。快適性や健康面を考えると、こうした症状が出たら買い替えを検討する時期といえるでしょう。

ソファーの捨て方・処分方法の比較表

ソファーの処分方法には、費用や手間、処分にかかる時間などがそれぞれ異なります。

自分の状況に合った最適な方法を選ぶために、主な処分方法を一覧で比較してみましょう。

処分方法	費用	手間	処分までの期間	メリット
自治体の粗大ごみ回収	300円～2,400円程度	中	1～2週間程度	費用が安い
自治体の処理施設へ持ち込み	無料～粗大ごみ料金の半額程度	大	即日可能	費用を抑えられる
分解して一般ごみに出す	無料	大	即日可能	費用がかからない
不用品回収業者	5,000円～15,000円程度	小	即日～数日	手間がかからない
引越し業者の引き取り	業者により異なる	小	引越し当日	引越しと同時処分
家具店の下取り	無料～4,400円程度	小	配送日当日	購入と同時処分
リサイクルショップ	無料（買取の場合は収入）	中	数日～1週間程度	現金化できる可能性
フリマアプリ・オークション	無料（買取の場合は収入）	大	数日～数週間	高値で売れる可能性

ソファを自治体で処分する

自治体での処分は、最も一般的で費用を抑えられる方法です。

ソファーの処分方法として、多くの方が利用するのが自治体の粗大ごみ回収サービスです。ここでは、粗大ごみとして出す手順や、自治体別の処分費用、処理センターへの持ち込み、分解して一般ごみに出す方法について詳しく解説します。

1. 粗大ゴミに出す
2. 自治体別！ソファーの処分費用
3. 自治体のゴミ処理センターに持ち込む
4. 分解して一般ゴミに出す

粗大ゴミに出す

大体のソファーは粗大ゴミとして処分することになります。

自治体によって基準は異なりますが、一辺が30センチメートル以上のものは粗大ゴミになるケースが多いです。ソファーのような大型家具は、ほぼすべての自治体で粗大ゴミに該当します。

なお、粗大ゴミの戸別回収は大きさによって料金が異なります。座椅子や一人がけソファーと、三人掛けソファーでは処分費用がかなり違ってきます。

スプリング入りのものは適正処理困難物として、通常の粗大ゴミとは違う枠にわけている自治体も多いため、事前に確認が必要です。スプリング入りソファーは、処理施設での分解が困難なため、別料金が設定されていたり、自治体によっては回収できない場合もあります。

粗大ゴミに出す手順は以下の通りです。

1. 自治体の粗大ゴミ受付センターに電話またはインターネットで申し込む
2. 収集日時と収集場所、必要な処理券の金額を確認する
3. コンビニエンスストアや郵便局などで指定された金額の処理券を購入する
4. 処理券にお名前や受付番号を記入し、ソファーの見やすい位置に貼り付ける
5. 指定された収集日の朝、指定場所へ運び出す

申し込みから収集までは、通常一週間から二週間程度かかります。引越しなどで急いで処分したい場合は、早めに申し込むことをおすすめします。

なお、後述する「自分でソファを解体する手順」で詳しく解説しますが、ソファーを分解して自治体のゴミ回収に出すこともできます。ただし、分解には工具や手間がかかり、スプリング入りのソファーは分解が困難なため、多くの場合は粗大ゴミとして出す方が現実的です。

自治体別！ソファーの処分費用

主要な自治体におけるソファーの処分方法と手数料をまとめました。

お住まいの地域によって料金体系や分別ルールが異なるため、処分前に必ず確認してください。

自治体名	料金	捨て方の備考・注意点
札幌市	応接用ソファー 1人用：500円応接用ソファー 2人以上用：900円	指定ごみ袋に入らないものが大型ごみ。重量100キログラム超・長さ2メートル超・体積2立方メートル超は収集対象外。事業系は不可。
仙台市	ソファー 1人掛け：800円ソファー 2人掛け以上：1,200円座椅子：400円	粗大ごみ受付センター（022-716-5301）に事前申込みが必要。
宇都宮市	処理困難ごみ：1個840円（税込）※5個まで	スプリング入りマットレスやソファーなど市で処理困難なごみは民間業者への依頼対象。
さいたま市	スプリング入りソファー 1人掛け：1,100円スプリング入りソファー 2人掛け以上（分離しない一本もの）：2,200円	スプリング入りソファーは「特定適正処理困難物」。別料金が必要。
千葉市	応接用いす・ソファー（コイル状スプリング入りは収集不可）1人掛用：780円応接用いす・ソファー 2人掛用以上：1,560円	コイルスプリング・ポケットコイル入りのマットレス・椅子・ソファーなどは「適正処理困難物」で市では処理できないため、民間業者に依頼。
足立区	ソファー 1人掛け：400円ソファー 2人以上：1,200円ソファーベッド：1,200円	「収集（有料）」と「指定場所への持ち込み（無料）」がある。持ち込みは事前予約と自己搬入が必要。
渋谷区	ソファー 1人掛け：900円ソファー 2人掛け：2,300円ソファー 3人掛け以上・L型：2,300円ソファーベッド：2,300円	粗大ごみは一辺30センチメートル超。一辺が180センチメートルを超えるものは180センチメートル以下に切断・解体が必要。
中央区	座椅子：200円ソファー 1人用：600円ソファー 2人以上用：1,300円ソファーベッド：1,800円	一辺最長30センチメートルを超えるものは粗大ごみ。解体しても粗大ごみ扱い。
横浜市	ソファーベッド：1,000円ソファー 木・プラ製 1人用：500円ソファー 木・プラ製 2人以上用：1,000円ソファー 金属部分あり 1人用：500円ソファー 金属部分あり 2人以上用：1,000円	金属製で一辺30センチメートル以上、金属以外（木・プラ）で50センチメートル以上は粗大ごみ。ローソファー・マッサージ機能付き座椅子も該当。
浜松市	座椅子 回転式：620円座椅子 回転式以外 60センチメートル以上：310円ソファー 1人掛け：930円ソファー 2人掛け以上：1,240円ソファーベッド：1,240円ソファースプリング：310円	粗大ごみではなく「連絡ごみ」。スポンジ部分を60センチメートル未満に切れば可燃ごみ、スプリング部分や骨組みは連絡ごみ・素材別に分別。
名古屋市	ソファー 1人用：500円ソファー 2人以上用：1,500円	30センチメートル角を超える大型ごみが対象。30センチメートル角超でも対象外品があるため要確認。
大阪市	ソファー 1人掛け用：700円ソファー 2人掛け用以上：1,000円	粗大ごみとして事前申込制。
大阪府狭山市	粗大ごみ専用シール：1点につき1枚（シール1枚500円）	家具など大型は1点1枚のシールを貼付。長いものは150センチメートル以内に切断し、一人で持てる程度にまとめる。スプリング入りは処理困難物の可能性があるため要問い合わせ。ビーズクッション（45リットル袋に入らない大きなもの）は解体せず粗大ごみとして出し、「マイクロビーズが入っています」と明記。
京都市	いす（ソファー）1人用①：400円（スプリング・木枠なし）いす（ソファー）1人用②：800円（スプリング・木枠あり）いす（ソファー）2人用①：800円（なし）いす（ソファー）2人用②：1,200円（あり）いす（ソファー）3人用①：1,200円（なし）いす（ソファー）3人用②：1,600円（あり）いす（ソファー）4人用：2,000円（スプリング・木枠あり）いす（ソファー）5人用：2,400円（スプリング・木枠あり）ソファーベッド：2,000円	45リットル袋に入りきらないものは粗大ごみ。スプリング・木枠の有無、人数（1〜5人用）で料金が細かく分かれる。
岡山市	応接用いす 1人掛け：収集500円／持込0円応接用いす 2人掛け以上：収集1,000円／持込0円	20リットル指定ごみ袋に入らないものが粗大ごみ。持ち込みの場合は料金無料。
広島市	いす（ソファー）1人用：500円いす（ソファー）2人用：1,000円いす（ソファー）3人以上用：1,250円	最長辺または最大径が30センチメートル以上のものが粗大ごみ。棒状・板状で最長辺1メートル以上のものも対象。
福岡市	いす 1人用ソファータイプ：500円いす 2人以上用ソファータイプ：1,000円	指定袋に入らない大きさのものが粗大ごみ。事前申込と手数料が必要。
熊本市	ソファー（スプリングあり）：大型ごみ有料ソファー（スプリングなし）：大型ごみ有料（いずれも500円または900円）	指定ごみ袋（大袋）に入れて口を結べない大きさのものが「大型ごみ」。料金は申込時に案内され、500円または900円のいずれか。

自治体のゴミ処理センターに持ち込む

自治体指定のゴミ処理センターへ直接持ち込むこともできます。

この方法は、収集日を待たずにすぐ処分したい場合や、収集場所まで運び出すのが難しい場合に便利です。自分の都合の良い日時に持ち込めるため、引越しなどで急いでいる方にもおすすめです。

自治体や自治体内でも持ち込む施設によって料金が異なりますが、大体は粗大ゴミの半額、あるいはソファー自体の重さによって料金がかかるケースが多いです。
たとえば、足立区では、持ち込みは無料で受け付けていますが、千葉市では新浜リサイクルセンターは10kgごとに270円の処理料がかかります。

また、持ち込みの際は、本人確認書類が必要な場合があります。
受付時間も平日の日中に限られていることが多いため、事前に施設の営業日時を確認してから訪問しましょう。車がない場合や、ソファーを車に積み込めない場合は利用が難しいというデメリットもあります。

分解して一般ゴミに出す

原則としてソファーは分解が難しく、中にスプリングが使われていたり、金属が混じっていたりして分解が困難です。

また、ほとんどの自治体で一般的なソファーは、粗大ゴミに該当します。東京都中央区のように、解体しても粗大ごみ扱いになる自治体もあるため、事前に確認が必要です。

普通のゴミに捨てられるのは、座椅子、オットマン、一人がけソファー、人をダメにするソファー（小型のもの）、籐でできたものなど、比較的小型で構造がシンプルなものに限られます。

分解して一般ゴミに出す場合の基本的な手順は以下の通りです。

1. ソファーの素材を確認する
2. ソファーの布地をハサミなどで切断する
3. クッションとコイル部分を分別する

人をダメにするソファーの場合は、そのまま燃えるゴミに捨てられる自治体もあります。ただし、自治体によってはビーズは不燃ごみ、カバーだけが燃えるゴミになる場合もあるため、必ず事前に確認してください。

なお、以下のような種類のソファーは解体が難しいため、専門業者への依頼をおすすめします。

ソファーの種類	解体が難しい主な理由	注意点
ソファーベッド	金属フレームや可動部品が多く構造が複雑で、工具だけでは分解しにくい	無理に曲げたり切ったりするとフレームが跳ねたりしてケガのリスクがある
電動リクライニングソファー／介護用ソファー	内部にモーター・配線・基板など電気部品が入っており、素人では安全に取り外しにくい	感電や故障の危険があり、部品ごとの分別も難しいので自分で解体するのは避けた方がよい
スプリング入りソファー	中に金属バネが多数入っていて、切断時にスプリングが勢いよく飛び出す可能性がある	木枠・ウレタン・布・スプリングなど分別する素材も多く、家庭での解体作業には不向き

業者や家具店にソファを引き取ってもらう

専門業者や家具店の引き取りサービスを利用する方法もあります。

自分で運び出す手間が省けるため、大型のソファーを処分する際に便利です。ここでは、不用品回収業者、引越し業者、家具店の下取りサービスについて詳しく解説します。

1. 不用品回収業者に引き取ってもらう
2. 引越し業者に引き取ってもらう
3. 買い替え時に下取りしてもらう

不用品回収業者に引き取ってもらう

引越しなどでソファー以外にも不用品が多い場合は、不用品回収業者がおすすめです。

ソファーのような大型家具（大きい・重い）を自分で運び出す必要がありません。玄関先や部屋の中からの搬出も業者が対応してくれるため、女性や高齢者の方でも安心して利用できます。

また、自分の都合に合わせて回収してもらえる（土日祝、早朝・深夜等）のも大きなメリットです。自治体の粗大ごみ回収は平日の日中が多いため、仕事で立ち会いが難しい方には不用品回収業者が便利です。

費用は業者によって異なりますが、ソファー単品で3,000円からが相場です。他の不用品とまとめて処分する積み放題プランを利用すれば、コストを抑えられる場合もあります。

引越し業者に引き取ってもらう

一部の引越し業者では、有料で不用品の回収を実施しています。

引越しと同時にソファーを処分できるため、別途手配する手間が省けます。ただし、業者によって対応可否や条件が異なるため、見積もり時に必ず確認してください。

業者名	引き取りの可否	条件
アリさんマークの引越し社	可	引越日当日に有料にて処分品の取り次ぎを行う。液体の物や、生ごみ等の生活ごみ、スプレー缶やガスライター、マッチ等の危険物は取り次ぎ不可。詳しくは営業マンに要相談。（参考：アリさんマークの引越し社公式サイト）
引越しのサカイ	可（エリアによる）	エリアによっては、ソファーを引き取り可能。見積もり時に相談する必要がある。委任状の作成が必須。（参考：引越しのサカイ公式サイト）
アップル引越しセンター	可	買取、または有料回収が可能。ものによって違うので、見てもらって判断してもらう。 【条件】家具：大きな傷や汚れがないもの、購入（使用開始）から5年以内。※新品購入時1万円以下の品物は買取不可。また、5年以内の購入で金額が1万円を超える品物でも難しい場合あり。※イケア製品で解体組み立てを要する品物は買取不可。ソファー等は可能な場合あり。（参考：アップル引越しセンター公式サイト）

買い替え時に下取りしてもらう

ソファーを買う際に下取りで引き取ってもらえる場合があります。

新しいソファーの配送時に古いソファーを回収してもらえるため、タイミングを合わせやすく便利です。店舗によって条件や料金が異なるため、購入前に確認しておきましょう。

店舗名	料金	条件
ニトリ	4,400円（1回あたり）	ニトリ配送センターによるお届けであること。お届けする商品と「同数量」または「同容量」の家具。ソファー1個を購入すればソファー1個を引き取り。「お届けする家具の設置場所」と「お引取りするお品物」が同じお部屋にあることが基本条件。（参考：ニトリ公式サイト）
イケア	無料	ソファー3万円分以上、マットレス1万5千円以上購入の場合、引取りサービスを利用可能。（ただし、1人掛けソファー・屋外用ソファーの購入は対象外）引取り家具は、ご購入商品と同種、同サイズかつ同数のソファーまたはマットレスに限る。（参考：イケア公式サイト）
無印良品	無料	同種家具の引き取りが可能。（参考：無印良品公式サイト）
東京インテリア	2,000円～5,000円	有料で家具の引き取りが可能。2,000円：小型家具（幅+丈+奥行＝200センチメートル未満）（参考：東京インテリア公式サイト）
ベルメゾン	無料	「対象商品」ご購入とお申込みで、商品をお届けする際にご不要になった同じ種類の家具を同数引き取る。販売価格が41,800円以上かつ大型商品送料7,150円以上の場合、対象家具を購入した場合。（参考：ベルメゾン公式サイト）
アマゾン	無料	大型家具の引き取り対象商品の場合は、下取り可能。商品の設置後、これまでご使用されていた家具の引き取り作業を行う。（一部地域のみ対象）サービスオプションで「設置・組立・引取品あり」または「設置・引取品あり」を選んで購入した場合に、お届け先と同一住所にある同等品を、購入数と同数に限り引き取り対象。（参考：アマゾン公式サイト）

ニトリは有料ですが、他の多くの店舗では無料で引き取ってもらえます。ただし、購入金額や商品の種類、サイズなどに条件があるため、事前に確認しておくことが大切です。

使えるソファは売却する

状態が良いソファーなら、売却することで現金化できます。

処分費用がかからないだけでなく、収入を得られるのが大きなメリットです。ここでは、リサイクルショップでの売却とフリマアプリ・オークションサイトでの出品について解説します。

1. リサイクルショップで売却する
2. フリマアプリやオークションサイトに出品する
3. 売れやすいソファーのポイント

リサイクルショップで売却する

リサイクルショップでは、ソファーの買取も可能です。

持ち込みもできますが、訪問買取も依頼できます。ただし、1点だけだと応じてくれないリスクがあるため、他の不用品とまとめて査定してもらうのがおすすめです。

比較的安い価格で売れてしまうこともあるので、高級ブランドのソファーはリサイクルショップへの持ち込みはあまりおすすめしません。フリマアプリやオークションサイトの方が高値で売れる可能性があります。

店舗名	買取方式	買取対象の特徴	注意点
セカンドストリート	店頭持ち込み・出張買取	ニトリの3人用北欧風ソファー、無印良品のゆったり座れるアームレスソファー2シーター、イケアのペルプ、などを買取	大型家具（三辺の合計が350センチメートルより大きな家具）等は買い取り不可。著しく汚れている場合は買取不可。
トレジャーファクトリー	店頭持ち込み・出張買取	ソファー購入から15年以内のもの	出張買取可能なので、自宅まで取りにきてもらえて運び出し不要。
ブックオフ	店頭持ち込み（一部店舗で出張買取）	イデー、アルフレックス、イームズ、イケア、イサムノグチ、カッシーナイクスシー、良品計画、ニトリなどのブランド	マッサージチェアは対象外。基本的に店頭買取のため大型ソファーは難しい可能性あり。店舗によっては大型ソファーは買い取れないこともある。

リサイクルショップで買い取ってもらいやすい、または高値がつきやすいブランドは以下の通りです。

• ニトリ
• 無印良品
• ローヤ
• イケア
• イデー
• アルフレックス
• イームズ
• イサムノグチ
• カッシーナイクスシー
• カリモク
• カルテル
• シモンズ
• フランフラン
• ハーマンミラー
• フリッツハンセン
• ウニコ
• マスターウォール
• ハロ
• ヘイ
• フランネルソファー
• アクメファニチャー
• クラッシュゲート

特に、購入から年数が経過していないもの（5年以内、理想は1年程度）や、デザインが可愛らしい、オシャレなものは買取価格が高くなる傾向があります。

フリマアプリやオークションサイトに出品する

ブランドソファーなどは、フリマアプリやオークションサイトの方が高値で売れる傾向があります。

大型なので送料が高くなるため、その点を考えて値をつけるのがおすすめです。メルカリなどなら、一人掛けソファーはらくらくメルカリ便で出せます。大型のものは梱包・発送たのメル便も便利です。

購入希望者とのやり取りや、梱包、発送手配など手間はかかりますが、自分で価格を設定できるため、納得のいく金額で売却できる可能性が高まります。

売れやすいソファーのポイント

フリマアプリやオークションサイトで売れやすいソファーには、いくつかの特徴があります。

購入から年数が経過していないもの（1年程度だと良し）は、状態が良く需要が高いため売れやすい傾向にあります。また、デザインが可愛らしい、オシャレなものも人気です。

ニトリ・無印・ローヤ、イケアなどの馴染みのある店舗の商品は、ブランド認知度が高く購入者が安心して買えるため売れやすくなります。

さらに、以下のようなブランド品は高値で取引される可能性があります。

• マスターウォール
• ハロ
• ヘイ
• フランネルソファー
• アクメファニチャー
• イデー
• クラッシュゲート

実際の取引例として、ヤフーフリマではローヤのソファーが出品されています。（参考：ヤフーフリマ）

メルカリではウニコのソファーや、トーゴのソファーが取引されています。（参考：メルカリ ウニコ、メルカリ トーゴ）

ヤフオクではカリモクのソファーも出品されています。（参考：ヤフオク）

写真撮影の際は、明るい場所で複数の角度から撮影し、傷や汚れがある場合は正直に写真で示すことが大切です。商品説明には、購入時期、使用期間、サイズ、素材、状態などを詳しく記載しましょう。

ソファを自分で解体する手順

ソファーを自分で解体して処分することも可能です。

ただし、解体には工具や手間がかかり、スプリング入りのソファーは作業が困難なため、あまりおすすめしません。ここでは、比較的シンプルな構造のソファーを解体する基本的な手順を紹介します。

解体する際は、以下の手順で作業を進めます。

1. ソファを裏返して生地にカッターで切れ目を入れる
2. ポリプロピレンバンドを切断する
3. スポンジを分離させる
4. 分別をして処分

ソファを裏返して生地にカッターで切れ目を入れる

まず、ソファーを裏返して底面を上にします。

カッターで底面の生地に切れ目を入れると、以下のように中身が露出します。

• 裏の布
• 薄めのスポンジ
• メインのクッション

作業の際は、カッターの刃を深く入れすぎないように注意してください。内部のスポンジを傷つけないよう、少しずつ切り進めるのがコツです。

ポリプロピレンバンドを切断する

ソファーの内部には、バンドで体重を支えるような構造になっています。

そこにクッションを挟む構造になっているので、このバンドを切る必要があります。ポリプロピレンバンドはカッターで切断可能です。

バンドを切断する際は、一気に切るとバンドが跳ね返ってケガをする可能性があるため、ゆっくりと慎重に作業してください。

スポンジを分離させる

バンドをカッターで切るとクッションを分離できます。

クッション部分を取り出したら、フレーム部分とクッション部分を完全に分けます。フレームに固定されているクッションは、ネジや金具で留められている場合もあるため、工具を使って取り外してください。

分別をして処分

解体後は、素材ごとに分別して処分します。

素材	分別方法	備考
スポンジ	細かく切断して燃えるゴミへ	自治体のごみ袋に入るサイズに切断する
ポリプロピレンバンド	可燃ゴミあるいは不燃ゴミ	ポリエチレン製のテープのため、自治体によって異なる。（さいたま市では可燃、山口県岩国市では不燃ゴミ）
金属フレーム	不燃ゴミあるいは金属ゴミ	長さがある場合は切断が必要
木製フレーム	切断して可燃ゴミ	自治体の規定サイズに切断する

自治体によって分別ルールが異なるため、必ず事前に確認してから処分してください。

【状況別】ソファの処分方法の選び方

ソファーの処分方法は、状況に応じて最適なものを選びましょう。

何を優先するかによって、選ぶべき処分方法が変わってきます。ここでは、日程、費用、手間の3つの観点から、それぞれに適した処分方法を解説します。

• とにかく急いで回収して欲しい
• なるべくソファの処分費用を安く済ませたい
• 運び出しができない・なるべく手間なく処分したい

とにかく急いで回収して欲しい

引越しなどの予定があり、急いで処分したい場合には「不用品回収業者に依頼する」のが最適です。

即日で回収に来てくれる業者も多く、自治体の粗大ごみ回収のように一週間から二週間待つ必要がありません。早朝や深夜、土日祝日にも対応している業者を選べば、自分の都合に合わせて処分できます。

一方、一週間から二週間以上の余裕がある場合には、「市区町村の粗大ごみ回収に依頼する」、「フリマアプリやリサイクルショップで売却する」といった方法がおすすめです。時間に余裕があれば、費用を抑えたり、売却して収入を得たりすることも可能です。

なるべくソファの処分費用を安く済ませたい

処分する費用を抑えたい場合は、以下の方法を選ぶとよいでしょう。

「市区町村の粗大ゴミ回収に依頼する」方法では、300円から2,400円程度で処分することが可能です。自治体によって料金は異なりますが、不用品回収業者に比べると大幅に費用を抑えられます。

「市区町村の処分場に持ち込む」方法も費用を抑えられます。戸別回収の半額程度、または無料で処分できる自治体もあります。車があり、自分で運搬できる方にはおすすめの方法です。

さらに費用をかけたくない場合は、リサイクルショップやフリマアプリで売却すれば、処分費用がかからないだけでなく収入を得られる可能性もあります。

運び出しができない・なるべく手間なく処分したい

重くて運び出せない場合や、手間をかけたくない人は「不用品回収業者に依頼する」が最適です。

ソファーのような大型家具は、女性や高齢者の方が一人で運び出すのは困難です。不用品回収業者なら、部屋からの搬出、階段やエレベーターでの運搬、トラックへの積み込みまで、すべて業者が対応してくれます。

分解や分別作業も不要で、設置されたままの状態で回収してもらえるため、時間と体力を使わずに処分できます。特に二階以上の部屋からの搬出や、マンションのエレベーターに入らないサイズのソファーでも、プロのスタッフが適切に対応してくれるため安心です。

ソファーは分解も運び出しも不要な即日回収隊にお任せ！

ソファーの処分でお困りなら、即日回収隊にお任せください。

単品の回収は1,000円から4,000円程度で対応しており、大型のソファーでも安心してご依頼いただけます。ここでは、即日回収隊の5つの強みについて詳しくご紹介します。

1. ソファーの分解・運び出しは一切不要
2. 不要なテーブルやベッドなどもパックプランでコスパよく引き取り
3. 土日や早朝など時間帯も柔軟に対応
4. 非対面回収にも対応！一人暮らしや女性の方も安心
5. 新しいソファーやブランドソファーは買取も可能

ソファーの分解・運び出しは一切不要

即日回収隊では、ソファーの分解や運び出しは一切不要です。

設置されたままの状態で回収に伺いますので、お客様が重い家具を動かしたり、工具を使って分解したりする必要はありません。部屋の中からの搬出、階段やエレベーターでの運搬、トラックへの積み込みまで、すべて当社のスタッフが対応いたします。

二階以上のお部屋や、狭い通路、エレベーターに入らないサイズのソファーでも、プロのスタッフが適切な方法で搬出いたしますので、ご安心ください。

不要なテーブルやベッドなどもパックプランでコスパよく引き取り

ソファーだけでなく、他の不用品もまとめて処分したい場合は、お得なパックプランをご用意しています。

一人暮らしのお部屋なら1Kから1Rくらいの回収で10,000円からというリーズナブルな料金設定で、ソファーと一緒にテーブルやベッド、家電製品なども一度に処分できます。引越しや大掃除、遺品整理などで複数の不用品を処分する際に、非常にコストパフォーマンスの良いプランです。

積み放題プランなら、トラックに積める範囲内で何点でも回収可能なため、個別に処分するよりも大幅に費用を抑えられます。

土日や早朝など時間帯も柔軟に対応

お客様のご都合に合わせて、土日や早朝など時間帯も柔軟に対応いたします。

平日は仕事で立ち会いが難しい方、引越し当日の朝に処分したい方など、さまざまなご要望にお応えします。深夜の回収も可能な場合がありますので、お気軽にご相談ください。

自治体の粗大ごみ回収は平日の日中に限られることが多いため、お忙しい方には当社のサービスが便利です。

新しいソファーやブランドソファーは買取も可能

状態が良いソファーや、ブランド品のソファーは、買取も可能です。

購入から数年以内のものや、有名ブランドのソファーは、査定額を処分費用から差し引くことができるため、実質的な処分費用を大幅に抑えられます。カリモク、イデー、カッシーナなどの高級ブランドソファーは、高価買取の対象となる場合もあります。

査定は無料で行っておりますので、まずはお気軽にご相談ください。買取できない場合でも、通常の回収料金で対応いたします。

まとめ

ソファーの処分方法は、大きさや種類、お住まいの自治体によって異なります。

自治体の粗大ごみ回収を利用する場合は、300円から2,400円程度の費用で処分できますが、一週間から二週間程度の期間が必要です。スプリング入りのソファーは処理困難物として扱われる自治体も多く、通常の粗大ごみとは異なる手続きが必要になります。

急いで処分したい場合や、運び出しが困難な場合は、不用品回収業者の利用がおすすめです。即日対応や土日祝日の回収にも対応しており、部屋からの搬出もすべて業者が行ってくれるため、手間をかけずに処分できます。

状態が良いソファーはリサイクルショップやフリマアプリで売却することで、処分費用をかけずに現金化できる可能性もあります。買い替えの際は、家具店の下取りサービスを利用すれば、新しいソファーの配送時に古いソファーを引き取ってもらえて便利です。

ソファーの処分でお悩みの方は、ぜひ「即日回収隊」にご相談ください。一般廃棄物収集運搬業許可を取得した信頼できる業者として、お客様のスケジュールに合わせて柔軟に対応いたします。見積もりは無料で、追加料金のない明確な料金設定により、安心してご利用いただけます。

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