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珪藻土マットは吸水性が高く多くの家庭で愛用されていますが、いざ処分しようとすると「何ごみになるの?」「どうやって捨てればいいの?」と迷う方は多いでしょう。
特に2020年以降、一部の珪藻土製品にアスベスト(石綿)が含まれていることが判明し、適切な方法で処分しなければ健康被害を引き起こすリスクも報告されています。正しい処分方法は自治体によって異なるうえ、アスベスト問題への対応も必要なため、事前に手順を把握しておくことが大切です。
本記事では、珪藻土マットを適切に処分する方法と、処分前に知っておきたい取り扱いの注意点を解説します。
この記事でわかること

珪藻土マットを捨てる前に確認しておきたいのが、基本的な分別ルールやアスベスト含有製品の取り扱い方法です。
珪藻土マットは素材の特性上、自治体によって分類が大きく異なります。安全かつルールに則った処分のために、それぞれのポイントを詳しく確認していきましょう。
珪藻土マットは植物性プランクトンの化石が堆積してできた「珪藻土」を素材とした製品です。陶器やガラスに近い無機質素材のため、燃やせないごみや不燃ごみに分類されるのが一般的です。
ただし、自治体によってサイズで分類が変わります。最大辺が30cmまたは50cm以上のものは粗大ごみと分類される自治体もあり、お住まいの自治体のルールに沿って処分することが大切です。
珪藻土マットを処分する際は、あらかじめ正しい分別ルールを把握しておきましょう。
2020年前後に、国内の複数のメーカーが製造・販売した珪藻土製品に、法令基準を超えるアスベスト(石綿)が含まれていることが判明しました。
アスベストは繊維状の鉱物で、通常の使用状態では飛散リスクはほとんどありません。しかし、製品を削ったり割ったりすると繊維が空気中に舞い、吸い込むことで健康被害を招く恐れがあります。
対象製品はニトリ・カインズ・山善など複数のメーカーにわたっており、厚生労働省が対象製品リストを公式サイトで公開しています。バスマットだけでなくコースターや水切りトレーなど多様な製品が対象です。
自分の製品が対象かどうかを厚生労働省の公式サイトで必ず確認したうえで、適切な方法で処分してください。
珪藻土マットを処分する際は、サイズと自治体のルールの両方を守ることが欠かせません。同じ珪藻土マットでも、住んでいる地域によって不燃ごみになったり粗大ごみになったりと分類が異なります。
また、アスベスト含有の可能性がある製品は、自治体によっては収集を断られる場合もあります。メーカーの回収対象かどうかを先に調べたうえで、適切かつ安全な処分方法を検討しましょう。

珪藻土マットには複数の処分方法があります。自分の状況に合った方法を選べば、安全上のリスクや廃棄トラブルを避けて、スムーズに処分できるでしょう。
珪藻土マットを適切に処分できる方法5つについて、それぞれ解説します。
珪藻土マットが一定のサイズ未満であれば、自治体の不燃ごみや陶器ごみとして処分できます。多くの自治体では最大辺が30cmまたは50cm未満であれば、家庭ごみとして無料で収集してもらえるでしょう。
収集袋に入れる際は、割れているものや鋭利な破片がある場合は新聞紙などで包んでから袋に入れると安全です。またごみ袋の外側に「キケン」などと表示しておくと、収集作業員が安全に取り扱ってもらえます。
ただし、アスベスト含有の疑いがある製品は一般ごみには絶対に出さず、必ずメーカーや自治体に相談してから処分してください。
サイズが一定以上の珪藻土マットは、粗大ごみとして申し込みが必要です。収集料金は200円前後かかりますが、不要になった珪藻土マットを自治体に回収してもらえるため、大型のマットも手軽かつ費用を抑えて捨てられるでしょう。
粗大ごみとして出す場合は、自治体の粗大ごみ受付センターへ事前に申し込みが必要です。インターネットや電話で申し込みのうえ、収集日時の指定を把握して有料シール(処理手数料券)を購入して、粗大ごみ処理手数料を支払いましょう。
ただし、アスベスト含有が疑われる製品は粗大ごみに出せない場合があるため、事前に確認してください。
アスベストが検出された珪藻土製品については、各メーカーが無料で製品を回収し返金対応しています。大手メーカーの珪藻土マットの回収状況は以下のとおりです。
| メーカー | 回収対応 |
|---|---|
| ニトリ | 2016年12月4日〜2020年12月6日に販売した一部製品を回収・返金対応 ※参照:ニトリ公式サイト「珪藻土製品の自主回収に関するご案内」 |
| カインズ | 2018年5月26日〜2020年12月12日に販売した対象商品を回収・返金対応 ※参照:カインズ公式サイト「珪藻土商品回収に関するご案内」 |
メーカーにより回収対応や返金の有無が変わるため、製品の種類・販売元をもとに、回収してもらえるか確認のうえ利用してください。
購入したものの使わなかった未使用品や、状態のよい珪藻土マットであれば、リサイクルショップやフリマアプリを通じて売却することも選択肢の1つです。珪藻土マットは人気の生活用品であるため、未使用品や美品であれば買い取りが成立する可能性があります。
ただし、健康被害が広がるリスクがあるため、アスベスト含有の可能性がある製品は売却・譲渡を行ってはいけません。売却を検討する前に、まず厚生労働省や各メーカーの公式サイトで対象製品でないかどうかを必ず確認してください。
対象外と確認できた製品のみ、売却・譲渡を検討しましょう。リサイクルショップに持ち込む前に状態を整え、購入時のパッケージがあれば一緒に持参すると査定がスムーズです。
自治体のごみ収集日まで待てない場合や、ほかの不用品とまとめて処分したい場合は、不用品回収業者に依頼する方法もあります。
回収業者は自宅まで引き取りに来てくれるため、自分で運び出す手間がかかりません。急ぎの引っ越しや大掃除のタイミングなど、スピーディーに処分したい場面でも活躍するでしょう。
ただし、費用が発生する場合がある点に注意が必要です。見積もりを複数の業者から取り、料金や対応内容を比較することをおすすめします。また、アスベスト含有製品については回収を断る業者もあるため、依頼前に対応可否を確認してください。
即日回収隊では、無料の見積もり相談より不用品回収を受け付けています。WebやLINE・電話から不用品回収の料金・対応状況について広く相談を受け付けているため、不用品回収の利用を検討している方は、お気軽にご利用ください。

珪藻土マットの処分ルールは自治体ごとに異なります。以下に主な自治体における、珪藻土マットの処分対応状況をまとめました。
| 自治体名 | 分別 | 料金目安 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 北海道 札幌市 | アスベストを含むもの:メーカーに依頼アスベストを含まないもの:燃やせないごみ ※参照:札幌市公式サイト「バスマット、コースター等の珪藻土製品を処分する場合のフロー」 | 無料 | 指定ごみ袋に入れて処分 |
| 東京都 杉並区 | アスベストを含むもの:メーカーに依頼アスベストを含まないもの:不燃ごみ ※参照:杉並区公式サイト「珪藻土」 | 無料 | ー |
| 東京都 品川区 | アスベストを含むもの:メーカーに依頼アスベストを含まないもの:粗大ごみ ※参照:品川区公式サイト「検索」 | 400円 | 1畳以下のもののみ |
| 東京都 葛飾区 | アスベストを含むもの:メーカーに依頼アスベストを含まないもの:燃やさないごみ ※参照:葛飾区公式サイト「石綿(アスベスト)が含まれている珪藻土製品」 | 無料 | 1辺30cmを超えるものは粗大ごみ |
| 埼玉県 さいたま市 | アスベストを含むもの:メーカーに依頼アスベストを含まないもの:持ち込みのみ ※参照:さいたま市公式サイト「珪藻土バスマット等をごみとして処分するときの注意について」 | 無料 | 市指定のクリーンセンターへの直接持ち込みのみ回収対応 |
| 千葉県 船橋市 | アスベストを含むもの:メーカーに依頼アスベストを含まないもの:不燃ごみ ※参照:船橋市公式サイト「50音別ごみ分別一覧表」 | 無料 | 指定ごみ袋に入れて処分 |
| 神奈川県 横浜市 | アスベストを含むもの:メーカーに依頼アスベストを含まないもの:燃えないごみ ※参照:横浜市公式サイト「ごみと資源物の出し方一覧表」 | 無料 | 1辺50cmを超えるものは粗大ごみ |
| 神奈川県 川崎市 | アスベストを含むもの:メーカーに依頼アスベストを含まないもの:連絡ごみ ※参照:川崎市公式サイト「アスベスト含有家庭用品の出し方」 | 無料 | 生活環境事業所に連絡のうえ透明なビニール袋に入れて品目を明記のうえ処分 |
| 愛知県 名古屋市 | アスベストを含むもの:メーカーに依頼アスベストを含まないもの:不燃ごみ ※参照:名古屋市公式サイト「石綿(アスベスト)含有の可能性がある珪藻土製品の処分方法」 | 無料 | 1辺30cmを超えるものは粗大ごみ |
| 大阪府 大阪市 | アスベストを含むもの:メーカーに依頼アスベストを含まないもの:普通ごみ ※参照:大阪市公式サイト「ごみの出し方」 | 無料 | 1辺30cmを超えるものは粗大ごみ |
| 福岡県 福岡市 | アスベストを含むもの:メーカーに依頼アスベストを含まないもの:燃えないごみ ※参照:福岡市公式サイト「石綿(アスベスト)を含むバスマット等の廃棄について」 | 無料 | 燃えないごみで処分する場合は指定ごみ袋に入れて処分 |
なお、自治体における処分ルールは随時更新されています。珪藻土マットが不要になった際は、必ず最新情報を各自治体の公式サイトで確認のうえ、適切な手順で処分してください。

珪藻土を使用した製品はバスマットだけではありません。コースターや水切りマット・トレー、傘立てなど生活用品に幅広く使われています。
アスベスト問題はバスマット以外の製品にも及ぶため、それぞれの処分ルールを事前に確認したうえで適切に回収を依頼しましょう。
珪藻土コースターは小型のため、多くの自治体では不燃ごみや陶器ごみとして処分できます。コースターもバスマットと同様にアスベスト問題の対象となっており、ニトリやカインズの回収対象品目にコースターが含まれている場合もあります。
処分前には必ず購入時期やメーカーを確認し、対象品であれば回収サービスを利用しましょう。特に割れているコースターを捨てる際は、新聞紙などに包んで「キケン」などと表示したうえでごみ袋に入れることが大切です。
アスベスト含有の疑いがある場合は、絶対に一般ごみに出さないようにしましょう。コースターは1枚が小さくても、まとめて複数枚捨てる際はすべての枚数分を適切に処理してください。
珪藻土製の水切りマットやトレーは、キッチンで食器や調理器具の水切りに使われることが多い製品です。サイズは小型〜中型のものが多く、多くの場合は不燃ごみとして処分できます。
ただし、大型の水切りマットや棚板タイプのものはサイズ基準によって粗大ごみになることもあるため、お住まいの自治体での処分ルールを確認しましょう。
また、購入時期が2018〜2020年の間であれば、アスベストを含む可能性があるため、各メーカーの対象製品リストで確認する必要があります。日常的に使う調理器具周りの製品だからこそ、アスベストが含まれていないか必ず確認したうえで、慎重に取り扱いましょう。
珪藻土傘立ては比較的大型のため、粗大ごみとして処分するケースが多く存在します。各自治体の粗大ごみ申し込みページで「珪藻土傘立て」や「傘立て」として申し込みましょう。
一方で、珪藻土靴下乾燥剤や珪藻土除湿ボードなどの小物類は、不燃ごみや陶器ごみとして処分できることがほとんどです。珪藻土製品はバスマットと同様にアスベストが含まれている可能性があるものがあるため、販売元の回収製品一覧を確認のうえ処分方法を検討しましょう。
いずれの製品も、まずアスベスト含有の可能性を確認することが大前提です。不明な場合は自治体の相談窓口やメーカーへの問い合わせを通じて適切な処分方法を確認してください。

珪藻土マットを処分しようとする際によく寄せられる疑問を、Q&A形式でまとめました。
珪藻土マットの処分において判断に迷いやすい部分についてもQ&A形式で触れているため、処分を考えている方は合わせて参考にしてください。
割れた珪藻土マットは破片が鋭利になっていることがあるため、取り扱う際は必ず手袋を着用してください。収集袋に入れる前に、破片を新聞紙や厚めの紙でしっかり包み、「キケン」と表示しておくと収集作業員も配慮して取り扱えます。
アスベスト含有の可能性がある製品の場合は、割れたことで繊維が飛散するリスクが高まります。ビニール袋に二重に入れてテープで密封し、そのまま保管してメーカーに連絡してください。
割れていても回収対象であることに変わりはなく、各メーカーは適切な処理方法を案内してもらえます。一般ごみや粗大ごみには絶対に出さないよう、適切に取り扱いましょう。
アスベスト含有の疑いがある珪藻土製品かどうかは、厚生労働省やメーカーの公式サイトで公開されている対象製品リストで確認できます。製品のメーカー名・商品名・型番・購入時期を照らし合わせて確認しましょう。
一般的な判断基準として、2020年末以前に製造・販売された製品で、国内メーカーの珪藻土製品であれば一度確認することをおすすめします。メーカー不明の場合や購入時期が分からない場合は、製品を割ったり削ったりせず、自治体の環境窓口やメーカーのお客様相談室に問い合わせましょう。
珪藻土マットの処分費用は、選ぶ方法によって異なります。不燃ごみや陶器ごみとして出す場合は、通常の家庭ごみとして処分できるため費用はかかりません。
一方で、粗大ごみとして処分する場合は収集手数料が発生します。自治体によって異なりますが、一般的には数百円ほどです。
一方で不用品回収業者に依頼する場合は業者によって料金が異なるため、事前に見積もりを確認してください。珪藻土マット単品の回収では数千円かかることもありますが、ほかの不用品とまとめて依頼すると、1点あたりの処分費用を抑えられる場合もあります。

珪藻土マットを含む不用品をまとめて処分したい場合、不用品回収業者へ依頼すれば、手間を省いて処分できます。不用品回収業者は自宅まで来て複数の不用品を一度に引き取ってくれるため、搬出の手間を省きたい方にもおすすめのサービスです。
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