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娘の成長とともに飾る機会が減った雛人形や、引っ越しや収納スペースの問題で処分を検討している方は少なくありません。しかし、長年大切にしてきた雛人形を「どうやって処分すればいいのか」「供養は必要なのか」とお悩みの方も多いでしょう。
雛人形は一般的なごみとは異なり、思い入れのある品だからこそ、適切な処分方法を選びたいものです。自治体の粗大ごみとして出す方法や神社での供養、専門業者への依頼など、さまざまな選択肢があるため、気持ちの整理を付ける点でも状況に沿った処分方法を選びましょう。
この記事では、雛人形の処分方法と供養における考え方について、詳しく解説します。
この記事でわかること

雛人形の処分方法には、自治体のごみ回収を利用する方法から専門業者に依頼する方法まで、複数の選択肢があります。それぞれの方法には特徴があり、費用や手間、供養の有無などが異なります。
まずは、雛人形を処分できる代表的な5つの処分方法を紹介します。
雛人形は、多くの自治体で粗大ごみまたは一般ごみとして処分できます。最も費用を抑えられる方法で、自治体によっては無料または数百円程度で処分できるでしょう。
主な自治体における雛人形の処分ルールや料金をご覧ください。
| 自治体名 | 分別 | 料金目安 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 埼玉県 さいたま市 | 燃えるごみ(人形供養を推奨) ※参照:さいたま市公式サイト「人形を処分する際の、人形供養について教えてください。」 | 無料 | 人形供養は1件3,000円から |
| 東京都 足立区 | 粗大ごみ ※参照:足立区公式サイト「一覧表」 | 400円 | 30cm角未満のものは材質に応じて家庭ごみで処分 |
| 京都府 京都市 | プラスチックごみ/燃やすごみ(人形供養を推奨) ※参照:京都市公式サイト「京都市 ごみ分別辞典」 | 無料 | 素材に応じて分別処分が必要 |
| 徳島県 徳島市 | 粗大ごみ ※参照:徳島市公式サイト「品目一覧」 | 有料(要問い合わせ) | ー |
雛人形の取り扱いルールは自治体により方針が異なり、料金もさまざまです。ガラスケースや台座などの付属品も一緒に処分する場合は、分別方法を自治体のホームページで確認しましょう。
雛人形への感謝の気持ちを込めて処分したい方には、人形供養の専門サービスがおすすめです。郵送で人形を送り、合同供養してもらえるサービスが全国に存在します。
なかでも日本人形協会が実施する「人形感謝代行サービス」は、専用の段ボール箱に雛人形を入れて郵送すると、提携する神社で供養してもらえるため、寺院に足を運ぶ必要がありません。費用は1箱5,000円+ゆうパック料金からで、供養が済んだら郵便はがきでお知らせを受け取れます。
ただし、ガラスケースや大型の飾り台などは受け付けていない場合があるため、事前に確認が必要です。人形本体のみを送り、付属品は別途処分する方法を検討しましょう。
状態の良い雛人形は、寄付や譲渡によって再利用してもらう方法もあります。まだ使える雛人形を必要としている人に届ければ、無料で処分しつつ雛人形を廃棄せず必要な人に飾ってもらえる点が魅力です。
特に保育園や幼稚園・高齢者施設などでは、季節の飾りとして雛人形を受け入れてくれる場合があります。利用する際は、近隣の施設に連絡して受け入れ可能か確認しましょう。
ただし、破損が激しいものや汚れが目立つものは受け付けてもらえない可能性があります。寄付や譲渡を検討する際は、雛人形の状態をよく確認してから連絡することが大切です。
希少価値の高い雛人形や有名作家の作品であれば、専門業者に買い取ってもらえる可能性があります。買取が成立すれば、処分費用がかからないだけでなく、現金化できるでしょう。雛人形を買い取ってもらえる業者として、主に以下が挙げられます。
特に江戸時代や明治時代の古い雛人形、伝統工芸士が手がけた作品、木目込人形や衣装着人形などは高値がつく可能性があります。特に骨董品は店舗ごとの方針や取り扱いによって買取の可否や査定額が変わるため、複数の業者に査定を依頼して比較することがおすすめです。
ただし、大量生産された雛人形や状態が悪いものは買取が難しい場合があります。査定結果が期待に沿わない場合は、ほかの処分方法を検討しましょう。
即日対応や大量処分が必要な場合は、不用品回収業者への依頼がおすすめです。不用品回収サービスを利用すれば、雛人形本体だけでなく、ガラスケースや飾り台・屏風などの付属品もまとめて回収してもらえます。
費用は業者によって異なりますが、軽トラック積み放題プランなどを利用すれば、複数の不用品をまとめて処分できてお得になる場合があります。事前に見積もりを取り、料金体系を確認しましょう。
業者を選ぶ際は、自治体の許可を得た信頼できる業者を選ぶことが重要です。無許可の業者に依頼すると、不法投棄などのトラブルに巻き込まれる恐れがあります。
即日回収隊では、雛人形を含む骨董品から家具・家電類まで、幅広い品目の不用品回収を受け付けています。見積もりはWebから無料で受け付けているため、お気軽にお問い合わせください。

雛人形を処分するタイミングは、家庭の状況や雛人形の状態によって異なり、「いつ処分すればいいのか」と悩む方も多いでしょう。
ここでは、雛人形を処分する適切な時期やタイミングについて解説します。自分の状況に当てはまるかどうか確認しながら、処分の判断材料にしてください。
雛人形を処分する最も一般的なタイミングは、娘が成人して自立したときです。具体的なタイミングとして、以下が挙げられます。
雛人形は、娘の健やかな成長と幸せを願って飾るものです。娘が無事に成長し、自立した人生を歩み始めたときは、雛人形がその役目を果たしたといえるでしょう。
思い入れがある場合は、写真に残してから処分するのも選択肢の1つです。また、「自分の家で飾りたい」「大切に残しておきたい」と考えている家族がいれば、譲ることも検討しましょう。
雛人形にカビや虫食い・破損などの劣化が見られる場合も、処分を検討するタイミングです。長期間保管していると、湿気や温度変化によって人形や衣装が傷む可能性は避けられません。
特に以下の劣化が見られた場合は修復が困難または修理費用が高額なため、新しく購入する方が経済的な場合もあるでしょう。
劣化や破損が目立つ雛人形をそのまま保管し続けても、飾る機会はほとんどありません。思い切って処分し、収納スペースを有効活用することも選択肢の1つです。

雛人形を処分する際に「供養は必要なのか」と悩む方は多くいます。長年飾ってきた雛人形だからこそ、適切に感謝の気持ちを伝えたいと考えるのも自然なことでしょう。
ここでは、雛人形の供養に関する考え方と、供養を希望する場合の方法について解説します。
結論から言えば、雛人形の供養は絶対に必要なものではありません。雛人形は人形であり、法律的にも宗教的にも供養が義務づけられているわけではないためです。合理的に考えて供養の必要性を感じない方は、自治体のごみとして処分しても問題ありません。
供養するかどうかは、持ち主の気持ち次第です。長年大切にしてきた思い入れがある場合や、そのまま捨てることに抵抗がある場合は、供養した方が気持ちの整理をつけられるでしょう。
家族間で意見が分かれる場合は、話し合って決めることをおすすめします。親世代と子世代で価値観が異なることもあるため、お互いの考えを尊重しながら最適な方法を選びましょう。
雛人形を捨てることに罪悪感や抵抗感がある場合は、人形供養を利用することで気持ちの区切りをつけられます。供養すれば雛人形への感謝を表現でき、心残りなく手放せるでしょう。
供養では、神社やお寺で読経やお焚き上げが行われます。人形に宿った思いを清め、感謝の気持ちを伝える儀式です。供養後は、環境に配慮した方法で適切に処分してください。
郵送で受け付けている供養サービスを利用すれば、遠方の方でも気軽に依頼できます。費用は3,000〜10,000円ほどが相場で、人形のサイズや点数によって変動します。供養証明書を発行してくれるサービスもあるため、記念として残しておきたい方にもおすすめです。
雛人形の供養は、全国の神社やお寺で受け付けています。特に人形供養を広く受け付けている寺院では、年中郵送やオンラインで供養を受け付けているため、都合の良いタイミングを見つけて供養と処分を済ませられるでしょう。
地域神社やお寺でも、相談すれば供養を受け付けてくれるところがあります。初穂料や供養料として3,000〜5,000円ほど納める必要があるため、金額も確認したうえで利用しましょう。

雛人形を処分する際、本体だけでなく付属品や部品の処分方法にも注意が必要です。サイズや素材によって処分方法が異なるため、適切に分別しましょう。
ここでは、7段飾りやガラスケースなど、雛人形の付属品ごとの処分方法を解説します。
7段飾りの雛壇は、サイズが大きいため粗大ごみとして処分するのが一般的です。自治体によっては、解体して小さくすれば一般ごみとして出せる場合もあるでしょう。
雛壇は木製やプラスチック製のものが多く、分解できる構造になっており、ドライバーなどを使って段ごとに分解すれば、運搬の負担も減らせます。分解後は、自治体の分別ルールに従って処分してください。
なお、大型の7段飾りで運搬が困難な場合は、不用品回収業者に依頼すると便利です。自宅まで回収に来てもらえるため、重労働を避けられますが、トラブル防止のため必ず許可業者を選んで見積もりから相談してください。
ガラスケース入りの雛人形を処分する場合、ガラスケースはサイズに応じて不燃ごみまたは粗大ごみとして扱われます。サイズによって分別方法が異なるため、自治体のルールを確認しましょう。
処分する際は、割れないように新聞紙や布で包み、ごみ袋に「ガラス」と表示して出すと、ごみ収集作業員にも配慮できます。ガラスが割れている場合は、怪我をしないように厳重に梱包してから慎重に処分してください。
雛人形に付属するぼんぼりや桃の花・お道具などの小物類は、素材によって分別方法が異なります。多くは可燃ごみや不燃ごみとして処分できるため、以下を目安に素材を確認のうえ処分しましょう。
| 素材 | 主な分別方法 |
|---|---|
| 木製 | 可燃ごみ |
| プラスチック製 | 可燃ごみ/プラスチック資源 |
| 金属製 | 不燃ごみ/小型金属/資源ごみ |
| ガラス製 | 不燃ごみ |
小物が多い場合は、素材ごとに分けてから処分すると効率的です。自治体の分別ルールに従って、適切なごみ袋に入れて出しましょう。
なお、人形供養サービスを利用する場合、小物類も一緒に送れることがあります。事前に受付可能なものを確認して、まとめて供養してもらう方法も検討しましょう。
雛人形の台座や屏風は、サイズによって粗大ごみまたは可燃ごみとして処分します。多くの自治体では、30cmを基準に分別方法が変わります。
木製やプラスチック製の場合、小さく解体できれば可燃ごみとして出せます。ノコギリなどを使って切断し、指定ごみ袋に入る大きさにしましょう。解体が難しい場合は、粗大ごみとして申し込みましょう。
一方で、不用品回収業者に依頼すれば、台座や屏風も含めてすべて一度に回収してもらえます。雛人形本体と付属品をまとめて処分したい場合は、不用品回収業者の利用も検討してください。

雛人形の処分に関して、多くの方が抱く疑問とその回答をまとめました。
雛人形の処分を考えている方は、合わせて参考にしてください。
雛人形を処分してもバチが当たることはありません。雛人形は娘の健やかな成長を願って飾るものであり、その役目を果たした後は適切に処分して問題ないためです。
形式だけの供養や祈祷に意義を感じない場合は、寺院などでの供養は利用せず、大切にしてきた気持ちを込めて丁寧に処分しましょう。
もちろん、供養に関する考え方は人それぞれで、そのまま処分することに抵抗感がある方もいるでしょう。処分する際は家族ともよく相談したうえで、気持ちの整理を付けられる方法を選ぶことが大切です。
雛人形の一部だけを処分する方法も選べます。お内裏様とお雛様だけを残して、ほかの人形や付属品を処分する方法も検討できるでしょう。
思い入れのある人形だけを残し、飾りやすいコンパクトなセットにすれば、収納スペースや飾る場所を縮小して雛人形を飾り続けられます。処分する部分と残す部分を分けて、それぞれ適切な方法で処分しましょう。
雛人形をほかの子どもに譲れますが、伝統的な考え方では避けるべきとされています。なぜなら、雛人形は「子どもの身代わりとして厄を受ける」役割があるためです。
しかし、現代では実用的な観点から、状態の良い雛人形を譲る家庭も増えています。保育園や幼稚園などの施設で飾る場合は、問題ないと考える方が多いでしょう。
親族や友人に譲る場合は、相手の考え方を確認してから渡すことをおすすめします。
古い雛人形でも、状態や作家によっては買取してもらえる可能性があります。特に、江戸時代や明治時代の雛人形、有名作家の作品は高値がつく場合があります。
買取を希望する場合は、人形専門の買取業者や骨董品店に査定を依頼しましょう。写真を送って事前査定してくれる業者もあります。
ただし、大量生産された雛人形や状態が悪いものは、買取が難しいため、査定結果が期待に沿わない場合は、ほかの処分方法を検討しましょう。
五月人形も雛人形とほぼ同じ方法で処分できます。自治体のごみとして出す、人形供養を利用する、不用品回収業者に依頼するなどの選択肢があります。
ただし、五月人形は兜や鎧など金属製の部品が多いため、分別に注意が必要です。自治体のルールに従って、適切に分類して処分しましょう。
人形供養サービスでは、五月人形も受け付けているため、雛人形とまとめて郵送で供養してもらうのも選択肢の1つです。

雛人形の処分方法に悩んでいる方や、すぐに処分したい方には、不用品回収業者の利用を検討してみてください。自治体のごみ回収では日程が限られていますが、不用品回収業者なら希望の日時に自宅まで回収に来てもらえます。
重たい荷物を運ぶ必要がなく、分別の手間も省けます。引っ越しや遺品整理など、ほかの不用品と一緒に処分したい場合にも役立つでしょう。
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