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パソコンの買い替えや故障によって、不要になったHDD(ハードディスクドライブ)の処分に困っていませんか。HDDには個人情報や機密データが保存されているため、適切に処理しなければ情報漏えいや不正利用といった深刻なトラブルにつながる危険性があります。
実際に、データを削除したつもりでHDDを廃棄したところ、個人情報が第三者に渡ってしまったという事例も報告されています。しかし、正しい知識さえあれば、誰でも安全にHDDを処分できるでしょう。
本記事では、HDDを処分する前に知っておくべき基礎知識から、具体的な処分方法まで解説します。
この記事でわかること
自宅で処分する方法から業者に依頼する選択肢まで、あなたの状況に合った最適な処分方法が見つかるはずです。

HDDを安全に処分するためには、データの取り扱いにおける基本的な知識を把握しておく必要があります。
ここでは、HDDを処分する前に押さえておくべきポイントを3つ解説します。
HDDには、氏名や住所・電話番号といった個人を特定できる情報のほか、クレジットカード番号や銀行口座情報、パスワードなど、非常に多くの個人情報が保存される場合もあります。
これらの情報が第三者の手に渡れば、なりすまし被害や金銭的な損害、プライバシーの侵害など、取り返しのつかない事態を招く恐れもあるでしょう。特に注意が必要なのは、データを削除したと思い込んで廃棄してしまうケースです。
仕事で使用していたHDDの場合は、さらに深刻な問題につながります。顧客情報や取引先の機密データ、経営に関わる重要書類などが流出すれば、企業の信用失墜だけでなく、損害賠償請求や法的責任を問われる事態にも発展しかねません。
そのため、ハードディスクドライブを処分する際は、確実にデータを消去または破壊することが求められます。
注意したいことが、OS上で閲覧できるデータを削除すれば、HDD内のデータが完全に消えると考えてしまう点です。基本ソフト上でファイルを削除したりゴミ箱を空にしたりしても、データ本体は記憶装置に残り続けています。
削除操作で消えるのは、データの場所を示す目印だけであり、実際のデータは上書きされるまで復元可能な状態で存在しているのです。
同様に、HDDの初期化も完全なデータ消去にはなりません。初期化は記憶装置の管理情報をリセットするだけで、データそのものは残ったままです。復元ソフトウェアを使えば、初期化後でも多くのデータを取り出すことができてしまいます。
つまり、通常の削除操作や初期化では、見た目上は消えているように見えてもデータは復元できる状態です。安全に処分するためには、データ消去専用のソフトウェアを使用するほか、物理的にHDDを破壊する必要があります。
ソフトウェアによるデータ消去以外の選択肢として、HDDを物理的に破壊する方法があります。これは記憶装置そのものを使用不可能にすることで、データの読み取りを物理的に不可能にする手法です。
特に、確実性を最優先する場合や、故障して起動しないHDDを処分する際に有効な処分方法だといえます。
物理破壊の代表的な方法としては、ドリルで複数の穴を開ける方法や、ハンマーで叩いて記憶部分を粉砕する方法があります。HDD内部には、データが記録されているプラッタと呼ばれる円盤状の部品があり、この部分に損傷を与えることでデータの読み取りを不可能にします。
ただし、物理破壊には注意点もあります。不完全な破壊では一部のデータが読み取られる可能性があるほか、作業中に怪我をする恐れもあります。また、破壊後の廃棄方法にも配慮が必要です。確実かつ安全に物理破壊したい場合は、専門業者に依頼する選択肢も検討しましょう。

ハードディスクドライブを安全に処分する方法として、主に3つの選択肢があります。
ここでは、HDDを処分する方法と、それぞれの注意点について詳しく解説します。
最も費用を抑えられる方法が、自分でデータを完全に消去してから自治体の回収に出す方法です。ただし、家庭ごみで処分する際は、確実にデータを消去または物理破壊する準備が欠かせません。通常の削除操作だけでは不十分であることを把握したうえで、適切に処分しましょう。
データを消去する際は、専用のソフトウェアを使用して、HDD全体に無意味なデータを何度も上書きします。この処理により、元のデータを復元できない状態を目指せます。消去した際は、さらに物理的な破壊を加えることで、二重に安全対策しましょう。
合わせて、処分する際はお住まいの自治体での処分ルールを確認することも重要です。多くの自治体では、HDDは小型家電として扱われますが、分別方法や回収方法は地域によって異なります。不燃ごみとして出せる地域もあれば、回収ボックスへの投入が必要な地域もあるため、事前に確認しておきましょう。
加点量販店の多くは、使用済みパソコンや周辺機器の回収を受け付けており、HDDも含めて適切に処理してもらえます。パソコンリサイクル(資源有効利用促進法)に基づいて、メーカーは自社製品の回収と再資源化の責任を負っているため、家電量販店を通じて無料で回収してもらえる場合が多く存在します。
家電量販店やメーカーによる回収の大きなメリットは、データ消去についても一定の配慮がなされている点です。ただし、メーカーによってデータ消去の方法や保証内容は異なるため、回収前に必ず自分でもデータ消去を行っておくことがおすすめです。家電量販店やメーカーに頼りつつも、安全策として自分でも対策を徹底しましょう。
家電量販店やメーカーにより、HDD単体での回収に対応していない場合もあります。また、自作パソコンや他社製のHDDに交換している場合は、元のメーカーでは回収できないこともあるため、事前に確認しましょう。
引っ越しや大掃除などで複数の不用品をまとめて処分したい場合は、不用品回収業者に依頼する方法がおすすめです。HDDだけでなく、パソコン本体や周辺機器・その他の家電製品なども一度に引き取ってもらえるため、手間を減らして処分できます。
不用品回収業者のなかには、データ消去サービスを提供しているところもあります。そのため、データの処分や破壊から依頼したい際は、各サービスの対応状況も確認しましょう。
合わせて、業者を選ぶ際は、古物商の許可や廃棄物収集運搬業の許可を持っているか確認することも大切です。データ消去の方法や保証内容について明確に説明してくれるか、料金体系が明瞭かといった点も確認して、信頼できる業者を選びましょう。
即日回収隊では、大型の家具家電も広く回収を受け付けています。トラックへの積み放題プランをはじめ、1.5㎥1万円から積み放題プランを取り扱っているため、HDDを含む不用品をまとめて処分したい方は、ぜひ無料WEB見積もりからご相談ください。

ハードディスクドライブを安全に処分するためには、適切なデータ破壊が欠かせません。
ここでは、HDDを処分する際のデータ破壊方法として、3つの方法を紹介します。
データ消去専用ソフトウェアとは、HDD全体に無意味なデータを何度も上書きすることで、元のデータを復元不可能にするシステムです。通常のデータ削除とは異なり、データが記録されていた領域そのものを完全に書き換えるため、復元されるリスクも防げます。
データ削除用のソフトウェアには、無料で利用できるものから有料の高機能版までさまざまな選択肢があります。米国国防総省の規格に準拠した消去方式を採用しているソフトウェアも多く、複数回の上書き処理であれば、復元されるリスクが高まりますが、その分処理に時間がかかる点も把握しておきましょう。
消去完了後は、念のため物理破壊も併用すると、復元リスクをさらに抑えられます。ソフトウェアによる消去だけでも十分な効果はありますが、二重の対策を取ることで、より確実性の高い情報保護を目指しましょう。
物理破壊は、ソフトウェアによる消去に不安や苦手意識がある方におすすめの方法です。HDDの内部構造を物理的に損傷させることで、データの読み取りを根本的に不可能にできます。特に、故障して起動できないHDDや、急いで処分する必要がある際は、物理的な破壊を検討しましょう。
家庭でできる一般的な破壊方法は、電動ドリルを使って複数の穴を開ける方法です。
ドリルがない場合は、ハンマーで叩いて破壊する方法もあります。プラッタを取り出した後、硬い床の上に置いて、ハンマーで何度も叩いて変形させます。プラッタが曲がったり割れたりすれば磁気記録面が破損し、データを読み取れない状態を目指せるでしょう。
なお、物理的に破壊する際は作業時の安全対策も重要です。ケースを開ける際やドリル作業時には、金属片が飛散する可能性があるため、必ず保護メガネと作業用手袋を着用してください。
作業場所は換気の良い場所を選び、破片が散らばっても問題ない環境で行いましょう。HDDの破壊後の破片は、お住まいの自治体のルールに従って適切に廃棄してください。
自分でデータ消去や物理破壊を行うのが不安な場合や、大量のHDDを処分する場合は、専門業者に依頼する方法がおすすめです。業者は専用の機器と確立された手順でデータを完全に消去または破壊してくれるため、確実かつ手間なくデータを削除できます。
物理破壊を専門とする業者もあり、プレス機や専用の破砕機を使ってHDDを粉砕してもらえます。個人で行う破壊よりも徹底的に処理してもらえるため、復元リスクをさらに抑えられるでしょう。破壊の様子を目の前で確認できるサービスや、破壊後の写真を提供してくれる業者もあります。
費用は業者やサービス内容によって異なりますが、データ消去のみであれば1台あたり数千円程度、物理破壊も含めると1万円前後が相場です。企業向けの大口契約では割引が適用されることもあります。
見積もりを取る際は、サービス内容と証明書の有無・処理後の廃棄方法まで確認しておくと安心です。

HDDを処分する方法には適切な方法がある一方で、絶対に避けるべき方法も存在します。
ここでは、HDDを処分する際にやってはいけない3つのデータの破壊方法と、その理由について解説します。
最もよくある失敗が、OS上でファイルを削除したりゴミ箱を空にしたりするだけで済ませる方法です。基本ソフト上の削除操作では、データの本体は記憶装置に残り続けています。削除されるのは、ファイルの場所を示す情報だけであり、実際のデータは上書きされない限りは復元できる状態です。
同様に、HDDを初期化する方法も不十分です。初期化は記憶領域の管理情報をリセットするだけであり、データそのものは消えていません。市販されている復元ソフトウェアを使えば、初心者でも簡単に削除済みファイルや初期化後のデータを復元できてしまいます。
さらに危険なのは、基本ソフトを再インストールしただけで安心してしまうことです。再インストールで上書きされるのは基本ソフトが使用する領域だけであり、その他の領域には以前のデータが残っています。個人情報や重要なファイルの多くは、再インストール後も復元できる状態で存在し続けるのです。
このような不完全な処理でハードディスクドライブを処分すると、悪意のある第三者に情報を盗まれて、トラブルに発展してしまう恐れがあります。HDDを処分する際は、必ずデータ消去専用ソフトウェアを使用するか、物理的に破壊してから処分しましょう。
インターネット上で時折見かける方法として、電子レンジにHDDを入れて加熱する方法がありますが、絶対にやってはいけません。電子レンジで金属製品を加熱すると、火花が発生して火災の原因となります。
HDDは金属部品が多く使用されており、電子レンジのマイクロ波によって電流が発生し、激しい火花を散らします。さらに、加熱によって内部のガスや化学物質が発生し、有毒な煙が出る場合もあるでしょう。
また、仮に火災が発生しなかったとしても、電子レンジは火花により故障してしまい、買い替えや修理費用がかかる恐れもあります。手軽にHDDを処理したつもりが、電子レンジの買い替えにより、かえって出費が増えてしまう恐れもあるため、デメリットの多い対処方法です。
加えて、電子レンジで加熱してもHDD内のデータを破壊できないことがほとんどです。物理的な衝撃を与えて変形させなければ意味がない場合が多いため、電子レンジでの破壊させる方法は選ばないことが鉄則です。
水や塩水にHDDを浸けることで、電子回路を破壊しようとする方法も誤った処分方法の1つです。たしかに、水に浸けることで制御基板は故障しますが、データが記録されているプラッタ部分は防水性が高く、乾燥させれば復元できる可能性があります。
HDD内部は密閉構造になっており、簡単に水が浸入しない設計です。特に、データが記録されている磁気記録面は、多少濡れても磁気情報は消えません。ソフトウェアに詳しい方であれば、水没したHDDからも簡単にデータを復元できるため、確実性が高い破壊方法とはいえないのです。
塩水を使った場合も同様です。塩水は金属を腐食させる効果がありますが、完全に腐食するまでには相当な時間がかかります。また、腐食が進んでも磁気記録面のデータまで完全に破壊されるとは限りません。中途半端な状態で廃棄すると、やはりデータ復元のリスクが残ります。
さらに、水に浸けた後のHDDは、そのまま廃棄できません。水分を含んだ電子機器は、自治体の通常の回収ルートでは受け付けてもらえない恐れがあります。結局、適切に乾燥させてから別の方法で破壊する必要があり、手間が増えるだけでメリットのない処理方法だといえます。

HDDの処分について、多くの方が疑問に思う点をまとめました。
ここでは、HDDを処分する際に知っておきたいことについて、質問に回答する形で詳しく解説します。
故障して起動しないHDDであっても、基本的には通常のHDDと同じ方法で処分できます。むしろ、故障していても内部のデータは残っている可能性が高いため、より慎重な処理が必要です。起動しないからといって、そのまま廃棄してしまうのは危険です。
故障したHDDの場合、データ消去ソフトウェアを使った消去ができません。基本ソフトから認識されない状態では、ソフトウェアによる上書き処理が実行できないためです。そのため、故障品の処分には物理破壊が最も確実な方法となります。
物理破壊の手順は、正常なHDDと変わりません。ケースを開けて内部のプラッタを取り出し、ドリルで穴を開けるかハンマーで破壊します。故障していても、データが記録されている部分の構造は変わらないため、同じように処理することでデータの読み取りができないよう処理できます。
故障した段階では内部データを復元できる可能性はあるため、故障の有無を問わずデータの取り扱い・処分方法を検討しましょう。
仕事で使用していたHDDを処分する際は、個人の場合よりもさらに厳格な対応が求められます。企業には情報セキュリティ管理の責任があり、顧客情報や機密データの流出は重大なコンプライアンス違反となるためです。
まず、社内規定や情報セキュリティポリシーを確認し、定められた手順に従って処分する必要があります。多くの企業では、HDDの処分について明確なルールが定められており、承認プロセスや記録の保管が義務付けられていることもあります。独断に処分すると、社内規定違反となる可能性があるため注意が必要です。
処分方法としては、専門業者に依頼して消去証明書を取得する方法が一般的です。また、複数台をまとめて処分する場合は、台数や機器情報を記録した管理台帳を作成し、誰がいつどのように処分したかを明確にしておくことも重要です。
情報漏えい事故が発生した際、適切な処分が行われていたことを証明できるよう、記録を残しておきましょう。
未使用品であったり、容量が大きく比較的新しいHDDだったりすれば、中古品として売却できる可能性があります。ただし、使用済みのHDDを処分する際は、売却する場合は完全にデータを消去してからでなければ、個人情報の流出リスクがあるため注意が必要です。
売却先としては、リサイクルショップやパソコン専門の買取業者、フリーマーケットアプリなどの選択肢があります。特に、容量が1TB以上で製造から数年以内のものであれば、買取価格が付く可能性が高くなります。ただし、使用時間が長いものや古いモデルは、買取を断られることもあるため注意しましょう。
売却前には、必ずデータ消去専用ソフトウェアを使って、全領域を複数回上書きしてください。消去が不完全な状態で売却すると、購入者が復元ソフトウェアを使って個人情報を取り出すことができてしまいます。一度流出した情報は取り戻せないため、売却は慎重に判断しましょう。
もし少しでも不安がある場合は、売却ではなく廃棄を選ぶことをおすすめします。数千円程度の売却益と引き換えに、個人情報流出のリスクを負うのは割に合いません。特に、仕事用パソコンのHDDや、機密性の高いデータを扱っていたものは、売却せずに物理破壊して廃棄する方法が安全です。
HDDの処分費用は、選択する方法によって大きく異なります。最も経済的なのは、自分でデータ消去と物理破壊を行ってから自治体の回収に出す方法で、この場合は実質的に無料で処分できます。
データ消去ソフトウェアも無料版が多く提供されており、ドリルやハンマーなど物理破壊に必要な工具も数千円で揃えられます。
家電量販店の回収サービスを利用する場合、多くの店舗では小型家電として無料で引き取ってもらえます。ただし、店舗によっては数百円程度の処分費用がかかる場合もあるため、事前に確認しておきましょう。
不用品回収業者を利用する場合、ハードディスクドライブ単体であれば数百円から3千円程度ですが、出張費が別途かかる業者もあります。ただし、不用品回収はほかの大型家電や家具類とまとめて処分できる場合もあるため、1点あたりの処分費用を抑えられる場合もあるでしょう。

HDD(ハードディスクドライブ)の処分は一見簡単に思えますが、適切な知識がなければ重大な情報漏えいにつながる危険性があります。基本ソフト上での削除や初期化だけでは不十分であり、データは復元可能な状態で残り続けることを忘れてはいけません。
安全な処分のためには、データ消去専用ソフトウェアを用いた完全消去か、物理的な破壊が必要です。自分で処理する場合は、複数回の上書き消去と物理破壊を組み合わせることで、より安全性が高い方法を検討しましょう。
HDDを含むパソコンや家電製品、家具類など不用品が大量にある場合は、即日回収隊がおすすめです。即日回収隊ではトラックへの積み放題をはじめ、不用品のまとめて回収を受け付けています。
回収はLINEやメールから無料で受け付けているため、HDDをはじめ家具・家電などの不用品の処分にお悩みの方は、ぜひ即日回収隊にご相談ください。
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