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子どもの成長を見守ってきた五月人形を処分したいと考えても、思い出が詰まった品だけに「そのまま捨てるのは気が引ける」と悩む方は少なくありません。五月人形は子どもの厄を引き受けてくれる大切な人形だからこそ、感謝の気持ちを込めて適切に手放したいものです。
実際、五月人形の処分方法には神社での供養やお焚き上げ、不用品回収サービスの利用など複数の選択肢があります。それぞれに費用や手順が異なるため、自分に合った方法を選びましょう。
この記事では、五月人形を処分する際に知っておきたい基礎知識からお焚き上げ・人形供養を利用するポイントまで、詳しく解説します。
この記事でわかること

五月人形を処分する際には、適切な時期や供養の必要性について正しく理解しておくことが大切です。
ここでは処分を検討する前に押さえておきたい基本的な知識を解説します。
五月人形を処分する明確な決まりはありませんが、一般的には子どもが成人して自立したタイミングが目安とされています。五月人形は子どもの健やかな成長と厄除けを願って飾るものであり、その役目を終えたと感じれば、処分の適切な時期といえるでしょう。
具体的には、以下のタイミングが挙げられます。
ただし、家族の思い出として残しておきたい場合や、将来孫のために取っておきたいという考えもあります。処分時期に正解はないため、家族で話し合って納得できるタイミングを選ぶことが大切です。
五月人形を処分する際に供養や厄祓いが必要だと思われがちですが、実際には必須ではありません。供養はあくまで人形への感謝の気持ちを表す儀式であり、宗教的な義務ではないためです。
供養や厄祓いは、長年家族を見守ってくれた人形に対する感謝の気持ちを形にするための選択肢の1つです。気持ちの整理として供養を選ぶ方もいれば、自宅で感謝の言葉を伝えてから処分する方もいます。
供養をしないからといって縁起が悪いということはありません。大切なのは処分方法ではなく、人形を大切にしてきた気持ちと、これまでの役割に対する感謝する気持ちのため、自分や家族が納得できる方法を選びましょう。
人形供養を依頼する時期について、特定の決まりや縁起の良い日はありません。自分が処分したいと思ったタイミングで供養に出しましょう。
ただし、神社や寺院で行われる人形供養祭は年に数回開催されることが多く、春から秋にかけて実施される傾向があります。特定の日に合わせて供養したい場合は、事前に神社や寺院に問い合わせて開催日を確認しておくとよいでしょう。
また、郵送で受け付けている人形供養サービスであれば、年間を通していつでも依頼できます。急いで処分する必要がなければ、神社の供養祭に合わせて持ち込むほか、都合に合わせて郵送サービスを利用する方法もあります。自分の都合やスケジュールに合わせて、供養の必要性や依頼方法を検討しましょう。

五月人形の処分方法は多岐にわたり、それぞれに特徴や費用が異なります。
ここでは代表的な7つの処分方法について、具体的な手順と費用相場を詳しく解説します。
自宅での供養は費用をかけずに五月人形への感謝を伝えられる方法です。特別な儀式は必要なく、以下のように清めの塩やお酒を使った簡単な手順で行えます。
塩をかけるのではなく、日本酒を少量かける方法もあります。供養が済んだら、自治体の分別ルールに従って処分しましょう。
人形本体は可燃ごみ、金属部分は不燃ごみ、ガラスケースは自治体によって扱いが異なるため、事前の確認が必要です。費用は基本的に無料ですが、自治体の指定ごみ袋代のみかかります。自宅で供養すれば気持ちの整理をつけつつ、費用を抑えて処分できるでしょう。
大型の五月人形であれば、自宅で供養してから粗大ごみで処分するのも選択肢の1つです。費用は自治体によって異なりますが、一般的に300〜1,000円ほどで処分できます。粗大ごみで五月人形を処分する手続き手順をご覧ください。
ただし、人形本体は可燃ごみとして出せる自治体もあるため、事前に確認することをおすすめします。兜や飾り台などの大きな部品は粗大ごみ扱いになることが多く、ガラスケースは別途処分が必要な場合もあるでしょう。
五月人形を丁寧に供養して見送りたい方であれば、神社や寺院での供養がおすすめです。人形供養祭やお焚き上げを実施している神社では、僧侶や神職によって読経やお祓いが行われます。
費用は神社によって異なり、3,000〜10,000円ほどが相場です。各地の神社などで年に数回開催される人形供養祭に合わせて持ち込むか、個別に供養を依頼しましょう。
供養後の人形は適切に処分またはお焚き上げされます。お焚き上げは人形を焼却して浄化する儀式で、煙とともに天に送る意味があります。感謝の気持ちを形にしたい方や、心の区切りをつけたい方であれば、お焚き上げの利用も検討してみてください。
人形供養専門サービスは自宅から郵送で供養を依頼できる方法です。郵送で完結させられるため、神社に直接持ち込めない方や、遠方にお住まいの方に向いています。
代表的なサービスとして、日本人形協会が運営する「人形感謝代行サービス」が挙げられます。費用は人形の大きさや箱のサイズによって異なり、5,000〜15,000円ほどが一般的です。
供養証明書を発行してくれるサービスもあり、きちんと供養されたことを確認したうえで処分を完結させられます。年間を通して受け付けているため、自分の都合に合わせて依頼できるでしょう。手間をかけずに丁寧な供養を希望する方に、人形供養サービスはおすすめです。
五月人形の製造メーカーや販売店のなかには引き取りサービスを提供しているところもあります。特に老舗メーカーの久月では、人形の引き取りと供養を行っています。
費用は人形の大きさによって異なり、3000円ほどからが相場です。五月人形を購入した店舗・メーカーでのみ引き受けてもらえる場合も多いため、処分したい五月人形を購入した店舗が分かれば、そこに相談してみるのもよいでしょう。
ただし、すべてのメーカーや店舗が対応しているわけではないため、事前に問い合わせが必要です。
状態のよい五月人形は寄付やリサイクルで再利用してもらう方法もあります。五月人形を処分する必要がなく、必要な人に役立ててもらえる点が魅力です。
特に保育園や幼稚園・児童施設などでは、季節の飾りとして五月人形を受け入れてくれる場合があります。フリマアプリやネットオークションで販売する方法もありますが、購入者が見つかるまで時間がかかる点は把握したうえで活用しましょう。
リサイクルショップでの買取も選択肢の1つですが、五月人形は縁起物のため買取不可とする店舗も多く見られます。買取可能な場合でも、有名作家の作品や状態がよいものでなければ高値は期待できない点には、注意が必要です。
不用品回収業者は自宅まで引き取りに来てくれる処分方法です。五月人形だけでなく、ほかの不用品もまとめて処分したい方におすすめです。
費用は業者や回収量によって異なりますが、五月人形単品であれば3,000〜5,000円ほど、ほかの家具や家電と一緒に処分する場合は軽トラック積み放題プランで10,000円からが相場です。即日対応や早朝・深夜の回収に対応している業者もあります。
ただし、悪質な業者も存在するため、一般廃棄物収集運搬許可を持つ業者を選ぶことが大切です。
即日回収隊では、無料見積もりから不用品回収を受け付けています。一般廃棄物収集運搬許可業者と連携し、五月人形も回収のほか買取価値があるものは査定にも対応しているため、処分にお悩みの方はお気軽にご相談ください。

全国各地には五月人形の供養やお焚き上げを受け付けている神社や団体が数多くあります。ここでは人形供養を受け付けている神社・サービスを、各自治体ごとにご覧ください。
| 地域 | 主な神社・団体 | 費用 | 時期 |
|---|---|---|---|
| 北海道 | 旭川神社 ※参考:公式サイト「人形供養祭」 | 3,000円以上(お志) | 毎年3月3日(毎年2月24日〜3月2日頃受付) |
| 東京都 | 明治神宮 ※参考:公式サイト「明治神宮人形感謝祭」 | 3,000円以上(お志) | 毎年秋頃 |
| 埼玉県 | 岩槻人形協同組合 ※参考:公式サイト「人形のまち岩槻人形供養祭」 | 1軒あたり3,000円より | 毎年11月3日 |
| 神奈川県 | 仙光院 ※参考:公式サイト「人形供養・郵送でお申込みいただけます」 | 3,000円よりサイズに応じて変動 | 常時受付 |
| 千葉県 | 千手観音堂 ※参考:公式サイト「人形供養の千手観音・毎日受付」 | 3,000円+送料よりサイズに応じて変動 | 常時受付 |
| 大阪府 | 四天王寺(大阪府人形問屋協同組合) ※参考:公式サイト「令和8年度の人形供養」 | 1件3,000円より | 11月14日頃 |
| 岡山県 | 倉敷不洗観音寺 ※参考:公式サイト「人形供養・車のご祈祷」 | 45Lビニール袋1袋につき2,000円 | 常時 |
| 福岡県 | 鳥飼八幡宮 ※参考:公式サイト「人形供養」 | 5,000円よりサイズに応じて変動 | 常時 |
各神社で受付方法や費用、開催時期が異なるため、事前に問い合わせて確認することをおすすめします。持ち込み時には五月人形本体だけでなく、兜や飾り台も一緒に供養してもらえるか確認しておきましょう。
ほかにも、各地域には人形供養を受け付けている神社や寺院が多数あります。供養の対応状況も随時変わる可能性があるため、五月人形の供養を考えている方は、各寺院のWebサイトも確認のうえ申し込んでください。

五月人形の処分に関して多くの方が疑問に思う点をまとめました。
ここでは実際によく寄せられる質問に対して、具体的な回答を紹介します。
五月人形を飾る年齢に明確な決まりはありませんが、一般的には子どもが成人するまで飾る家庭が多い傾向にあります。五月人形は子どもの健やかな成長と厄除けを願う飾りのため、その役割は成人まで続くと考えられています。
ただし、実際には小学校高学年から中学生になると子ども自身が飾ることに興味を示さなくなり、自然と飾らなくなる家庭も少なくありません。また、成人後も記念として実家に飾り続ける場合や、結婚して独立したあとも保管したいケースもあるでしょう。
飾る年齢よりも大切なのは、家族が納得できるタイミングまで飾り続けることです。子どもの成長を見守る役割を果たしたと感じた時が、飾り終える適切な時期だといえます。
五月人形の一部だけでも神社や寺院での供養できます。兜のみ・人形のみ・飾り台や屏風だけといった部分的な供養も受け付けている神社がほとんどです。
長年の保管で一部が破損したり紛失したりした場合でも、残っている部分だけを供養に出して問題ありません。また、飾りの一部は記念として手元に残し、他の部分だけを処分したいなどの要望にも対応してもらえます。
神社に持ち込む際は、どの部分を供養してほしいか事前に伝えておくとスムーズです。郵送の場合も同様に、供養対象の部品を明記しておきましょう。費用は持ち込む量や大きさによって変わることがあるため、事前確認をおすすめします。
五月人形を収めていたガラスケースは、自治体の分別ルールに従って処分する方法が一般的です。多くの自治体では粗大ごみ扱いとなり、別途処分費用がかかります。
ガラス部分は不燃ごみまたは資源ごみとして出す必要がある自治体もあります。木製の枠組みは可燃ごみとして扱われることが多いため、分解できる場合は素材ごとに分別すると処分費用を抑えられるでしょう。
なお、神社での供養やお焚き上げにガラスケースは含まれないことがほとんどです。人形本体を供養に出したあと、ケースは自分で処分する必要があります。人形とガラスケースをまとめて処分したい場合は、リサイクルショップでの買取を検討するほか、不用品回収業者にまとめて引き取ってもらう方法も検討してみてください。
五月人形を供養せずに処分することは問題ありません。供養は感謝の気持ちを表す儀式であり、必ず行わなければならないものではないためです。
供養しないことで縁起が悪くなったり、何か悪いことが起こったりすることはありません。大切なのは人形を大切にしてきた気持ちと、これまでの役割への感謝です。
ただし、長年家族を見守ってくれた人形を単なるごみとして扱うことに抵抗を感じる場合は、自宅での簡易供養や神社での供養を利用して、気持ちの整理を付けるのも選択肢の1つです。家族とも話し合ったうえで、納得できる方法を選んで手放しましょう。
複数の五月人形も一度にまとめて処分できます。兄弟分の人形や、祖父の代から受け継いだ人形など、複数ある場合でも同時に処分できるでしょう。
ただし、神社での供養では、持ち込む人形の数によって費用が変わる場合があります。事前に何体持ち込むか伝えて、総額を把握してから利用を検討しましょう。
一方で、不用品回収業者に依頼する場合は、積み放題プランを利用すれば複数の不用品も1点あたりの処分費用を抑えらえる可能性があります。自治体の粗大ごみ回収でもまとめて出せますが、一度に出せる個数に制限がある場合があるため確認のうえ、処分内容に合った方法を選ぶことが大切です。

五月人形を処分する際、自分で運び出すのが大変だったり、他の不用品も一緒に片付けたかったりする場合は、不用品回収業者の利用がおすすめです。業者に依頼すれば自宅まで引き取りに来てくれるため、重い飾り台やガラスケースも手間なく処分できるでしょう。
特に引っ越しや遺品整理で急いで処分したいとき、供養サービスも一緒に依頼したいときには、ワンストップで対応してくれる業者が役立ちます。無料見積もりから相談して、当日の追加料金が発生しない明朗会計の業者を選ぶことが大切です。
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