エンジンオイルの捨て方7選!正しい廃棄方法と無料で捨てる注意点を解説

engine-oil-eyecatch

自宅で車やバイクのエンジンオイルを交換したあと、使い終わったオイルの処分方法に悩んでいませんか。オイルは可燃性があるため、家庭ごみとして処分することは危険であり、適切に処理しなければいけません。

環境汚染や火災の原因にもなるため、正しい知識を把握したうえで処分しましょう。本記事では、エンジンオイルの正しい捨て方と注意点をわかりやすく解説します。

!

この記事でわかること

  • エンジンオイルの適切な処分方法
  • 廃棄のエンジンオイルの自治体での取り扱い
  • エンジンオイルを処分する注意点

初めて自分でオイル交換をする方でも安心して処分できるよう、具体的な手順を確認しておきましょう。

エンジンオイルを処分する基本の考え方

エンジンルームの上で掲げるオイルタンク

エンジンオイルを安全に処分するためには、まず基本的な知識を理解しておく必要があります。

  • エンジンオイルは「廃油」として適切に処理が必要
  • 灯油やガソリンとの違い
  • 処分の仕方を間違えると環境汚染や火災の危険

ここでは、エンジンオイルが一般ごみとして捨てられない理由と、間違った処分のリスクについて詳しく解説します。

エンジンオイルは「廃油」として適切に処理が必要

エンジンオイルは使用後、使用済みの「廃油」として扱われ、一般ごみとしてそのまま捨てられません。多くの自治体では液体ごみまたは有害ごみに分類されており、通常の可燃ごみや不燃ごみとは別の処理が求められます。

家庭での適切な処理方法が、専用の廃油処理箱を利用する方法です。代表的なものにポイパックという商品があり、カー用品店やホームセンターで取り扱いがあります。そのほか、ガソリンスタンドやカー用品店で回収サービスを利用する方法も。

注意したいことは、家庭から出る少量のオイル整備業者など事業系の廃油では処分ルールが異なる点です。家庭用は比較的柔軟な処分方法が認められていますが、事業系は産業廃棄物として専門業者による処理が義務付けられています。

ご自身がどちらに該当するかを確認したうえで、適切な方法を選びましょう。

灯油やガソリンとの違い

エンジンオイルと灯油やガソリンは、性質も処理方法も大きく異なります。同じように扱うと危険な事故につながる恐れがあるため、違いをしっかり理解しておきましょう。

灯油は燃料として使われるものであり、未使用であれば販売店で引き取ってもらえる可能性があります。一方、エンジンオイルは潤滑油であり、使用後は酸化や劣化が進んでいるため再利用できません。

特に危険なことが、「混ぜて処分する」「一緒に燃やす」といった行為です。異なる油類を混合すると予期せぬ化学反応を起こしたり、発火リスクが高まったりします。また環境汚染の原因にもなるため、絶対に避けるべきです。

オイルは種類ごとにそれぞれ専用の容器で保管し、混ざらないよう十分注意してください。

処分の仕方を間違えると環境汚染や火災の危険

エンジンオイルを排水口や地面に流す行為は法律で明確に禁止されています。廃棄物処理法や水質汚濁防止法に違反する可能性があり、罰則の対象となる場合も。

禁止されている理由は、深刻な環境被害を引き起こすためです。水質汚染や土壌汚染・河川への影響は計り知れず、わずか1Lのエンジンオイルが数千リットルもの水を汚染するともいわれています。

また、廃油をそのまま燃やしたり、新聞紙に吸わせて燃えるごみに出したりする行為も危険です。不完全燃焼による有害物質の発生や、ごみ収集車内での発火事故につながる恐れがあります。

処理する際は「固めて密閉する」「専用容器に吸着させる」など、安全な方法を選びましょう。

家庭でエンジンオイルを処分する7つの方法

白いバケツに出した廃油

家庭から出る少量のエンジンオイルを安全かつ安価に処分する方法として、主に7つあります。

  1. 固めて可燃ごみとして捨てる
  2. 市販の「廃油処理箱(ポイパック)」を使う
  3. 新聞紙や猫砂を使ってオイルを吸収させる
  4. フリマアプリや掲示板を利用して売却する
  5. カー用品店やガソリンスタンドで引き取ってもらう
  6. 廃油回収業者に買取を相談する
  7. 不用品回収業者で回収してもらう

ここでは代表的な7つの方法について、手順や必要な道具・費用の目安を詳しく解説します。エンジンオイルは自分の状況に合った方法を選んで、適切に処分しましょう。

固めて可燃ごみとして捨てる

一般家庭向けで最も手軽な方法が、市販の廃油凝固剤を使ってオイルを固形化する方法です。油固め剤や油処理剤とも呼ばれる商品を使えば、液体のオイルを簡単に固められます。

エンジンオイルを固める手順は以下のとおりです。

  1. 使用済みのエンジンオイルを耐熱容器に入れる
  2. 温めてから凝固剤を投入する
  3. しっかり混ぜ合わせて冷やす
  4. オイルが固まる
  5. 固まったら新聞紙などで包む
  6. ビニール袋に入れて密閉してから処分する

燃えるごみとして出せる自治体も多いですが、地域によっては不可の場合もあります。必ずお住まいの自治体のルールを確認してから処分しましょう。

なお、費用は1回あたり100〜300円前後で、少量のオイル処理には経済的です。大量のオイルを一度に固めると完全に固まらない場合もあるため、少量ずつ処理するか容量に合った凝固剤を使用しましょう。

市販の「廃油処理箱(ポイパック)」を使う

ポイパックとは、カー用品店やホームセンターで販売されている専用の廃油処理箱です。エンジンオイルの処分方法として最も安全かつ推奨される方法です。

使い方として、以下をご覧ください。

  1. 箱を開けて使用済みのエンジンオイルを直接流し入れる
  2. 箱の中の吸着材がオイルを吸い取って固まる
  3. オイルを入れ終わったら箱をしっかりと密閉しする
  4. 燃えるごみとして処分する

費用は1〜4L用で200〜500円前後が相場です。処理容量に応じて複数のサイズが販売されているため、交換したオイルの量に合わせて選べます。

ポイパックは環境への配慮もされており、初めて家庭でエンジンオイルを処分する方にもおすすめです。自宅でオイル交換をする機会が多い方は、常備しておくと役立つでしょう。

新聞紙や猫砂を使ってオイルを吸収させる

ポイパックが手元にない場合の代替手段として、新聞紙や古タオルなどにエンジンオイルを吸わせる方法があります。ただし、代替手段は少量のオイルにのみ検討できる方法です。

  1. 段ボールやビニール袋を二重にして用意する
  2. 中に新聞紙や古布を敷き詰める
  3. 使用済みのエンジンオイルを少しずつ染み込ませる
  4. オイルを吸わせたら新聞紙や布をさらにビニール袋で包む
  5. 可燃ごみとして処分する

大量のオイルをこの方法で処理することは危険です。完全に吸収しきれず、袋から漏れ出したり、ごみ収集車内で発火したりするリスクがあります。

あくまで緊急時や少量処理の際の選択肢として考えましょう。使用後は必ず漏れがないかよく確認し、周囲を汚さないよう注意して処分してください。

フリマアプリや掲示板を利用して売却する

未使用かつ未開封のエンジンオイルに限り、メルカリやヤフオク・ジモティーなどで売却できる可能性があります。処分費用がかからないだけでなく、収入になる場合もあるでしょう。

ただし、売却できるものは製造から3年以内で保管状態が良好なもののみです。一般的にエンジンオイルの使用期限は製造から3〜5年とされています。直射日光や高温多湿を避けて保管されていれば、売却を検討できるでしょう。

なお、販売・発送時には液体漏れ対策を万全にしておくことが重要です。配送中に容器が破損してオイルが漏れないようプチプチなどの緩衝材で厳重に梱包し、可能であれば匿名配送を利用しましょう。

また、フリマサイトによっては危険物の出品に制限がある場合もあります。各サイトの利用規約をよく確認してから出品してください。

カー用品店やガソリンスタンドで引き取ってもらう

多くの店舗では、オイル交換を店舗で行った場合は無料で廃油を引き取ってくれます。

オートバックスやイエローハットなどのカー用品店、エネオスや出光などのガソリンスタンドでは、廃油を引き取ってもらえる場合も。店舗によって対応が異なるため、事前の確認がおすすめです。

なお、持ち込みのみの場合は1Lあたり100〜300円程度の処理費用がかかることが一般的です。

なお、ガソリンスタンドに持ち込む際は、密閉容器に入れるよう注意しましょう。ペットボトルなどに入れて持参すると受け取りを断られる場合があるため、専用の容器を用意してください。

廃油回収業者に買取を相談する

ペール缶や200Lドラム缶単位で処分したい場合は、廃油リサイクル業者による買取や回収も選択肢として挙げられます。ただし、この処分方法は一般家庭よりも工場や整備業者、法人向けの方法です。

廃油リサイクル業者は、回収した廃油を再生油や燃料として再利用するため、一定量以上であれば買い取ってもらえる可能性があります。しかし、少量のオイルでは回収コストが高くつき、逆に処理費用が発生することも。

そのため、個人が家庭で交換した数リットル程度のオイルには向いていません。個人で少量を処分する場合は、ほかの方法を選ぶほうが現実的です。

なお、業者を利用する際は産業廃棄物処理の許可を持っているか必ず確認しましょう。無許可業者に依頼すると、不法投棄などのトラブルに巻き込まれる危険性があります。

合わせて、処理後は回収証明書を発行してもらって、万が一のトラブルに備えましょう。定期的に大量の廃油が発生する事業者であれば、リサイクル業者との契約を検討する価値があります。

不用品回収業者で回収してもらう

車のタイヤや工具、バッテリーなどほかの不用品とまとめて処分したい場合は、不用品回収業者の利用がおすすめです。電話やWEBサイトから依頼すれば、自宅まで出張回収に来てもらえます。

ただし、エンジンオイルのみの回収だと費用が割高になる傾向があります。基本料金として3,000円以上かかる場合が多く、少量のオイルだけを処分したい方には不向きです。また、ほかの不用品もまとめて回収してもらえるため、自宅に処分したい不用品が大量にある方は、1点あたりの処分費用を抑えられるでしょう。

即日回収隊では、エンジンオイルを含む車用品の不用品回収も幅広く受け付けています。メールからは無料見積もりも承っているため、エンジンオイルを含む大量の不用品を処分したいとお悩みの方は、お気軽にご利用ください!

各自治体でのエンジンオイルの処分方法と費用一覧

電卓と木製の車のおもちゃ

エンジンオイルの処分ルールは自治体によって異なります。

自治体分別費用備考
札幌市燃やせるごみ有料(要問い合わせ)紙や布にしみ込ませて処分する
つくば市燃やせるごみ無料販売店やガソリンスタンドへ問い合わせまたはオイルパックにしみ込ませて処分
東京都 品川区回収不可ガソリンスタンドに問い合わせ
東京都 大田区回収不可ガソリンスタンド等に問い合わせ
横浜市燃やすごみ無料オイル吸着剤を使用してから処分
川崎市回収不可購入店等に問い合わせ
相模原市一般ごみ無料固形化させてから二重袋に入れて処分
静岡市回収不可購入店等に問い合わせ
岡崎市可燃ごみ無料不要な紙や布にしみ込ませてから処分
京都市回収不可購入店等に問い合わせ
大阪市回収不可購入店等に問い合わせ
岡山市可燃ごみ無料吸収剤などで固形化処理してから処分

多くの自治体では液体としての排出は禁止されているため、必ず固めてから出すか専門業者に依頼しましょう。自治体によっては固めても回収不可の場合があるため、事前確認が欠かせません。

エンジンオイルを捨てる際にやってはいけないこと

廃油をバケツに移す作業員の男性

エンジンオイルは慎重な取り扱いが必要であり、処分する際は絶対に避けなければならない行為もあります。

  • 排水口や土に流す
  • ほかのオイルと混ぜて処分する
  • 他人の土地に不法投棄する

ここでは3つの危険な処分方法を紹介し、なぜ禁止されているのか、どのようなリスクがあるのかを詳しく解説します。

排水口や土に流す

エンジンオイルを排水口や地面に流す行為は、絶対にやってはいけない処分方法です。水質汚染や土壌汚染につながり、自治体条例や廃棄物処理法、水質汚濁防止法に違反する可能性があります。

排水口に流されたオイルは下水処理施設の機能を妨げ、最終的に河川や海に流れ出て生態系に深刻な影響を与えます。排水口はもちろん地面や庭の土に流す行為もすべて禁止です。土壌に染み込んだオイルは地下水を汚染し、農作物や飲料水にまで影響が及ぶ恐れがあります。

そのため、処分する際は液体のまま捨てないことが鉄則です。必ず固めるか専用容器に吸わせてから、適切な方法で処分しましょう。

ほかのオイルと混ぜて処分する

エンジンオイルと灯油、エンジンオイルとガソリンなど、異なる種類の油を混ぜて処分する行為は非常に危険です。化学反応や引火のリスクがあり、爆発や火災事故につながる可能性があります。

それぞれの油は成分や性質が異なるため、混合すると予期せぬ反応を起こす場合も。特にガソリンは揮発性が高く、少しの火花で一気に燃え上がる危険性があります。

また混合によって発火点が下がり、常温でも危険な状態になることも。一度混ぜたオイルは分離できないため、処理業者でも受け入れを断られるケースがあるため注意しましょう。

それぞれの油は必ず別々の容器で保管し、決して混ぜないでください。安全に処分するには、種類ごとに適切な方法を選ぶことが重要です。

他人の土地に不法投棄する

山や河川敷、空き地への不法投棄は、明確な法律違反です。廃棄物処理法違反に該当し、5年以下の懲役または1000万円以下の罰金刑の対象となることも。

個人が少量を投棄した場合でも、検挙される実例もあり、近年では監視カメラの普及により、通報されて犯人が特定されるケースが増えています。「少しだけなら」「誰も見ていないから」という考えは通用しません。

「一時的に置いておくだけ」「土に埋める」といった行為も不法投棄とみなされる可能性もあるため、どのような理由があっても廃棄物を放置してはいけません。

エンジンオイルを捨てる際のよくある質問

エンジンオイルを差す様子

エンジンオイルの処分に関して、多くの方が疑問に思う点をまとめました。

  1. エンジンオイルが入っていた缶はどう処分すればよいですか?
  2. エンジンオイルを固められるものは100均に売っていますか?
  3. オイルはどれくらいの頻度で交換すれば良いですか?
  4. エンジンオイルはすぐに回収してもらえますか?

ここでは代表的な質問に対して、具体的にお答えします。

エンジンオイルが入っていた缶はどう処分すればよいですか?

オイルが入っていた缶は、中身を完全に使い切り、しっかり乾燥させた状態であれば金属ごみまたは資源ごみとして出せます。自治体によって分類が異なるため、お住まいの地域のルールを確認してください。

缶の中に残油がある場合は、そのまま捨てられません。廃油処理剤を使って残ったオイルを吸収させてから処分しましょう。ペール缶のように大きな容器の場合も、同様に中身を空にして乾燥させることが必要です。

なお、プラスチック製の容器であれば、プラスチックごみとして分別できます。ただし、オイルが染み込んでいる状態では回収されない可能性があるため、きれいに洗浄してから出すことをおすすめします。

エンジンオイルを固められるものは100均に売っていますか?

ダイソーやセリアなどの100円ショップでも油凝固剤や廃油処理パックが販売されています。天ぷら油用として売られているものですが、エンジンオイルにも使用できる商品も少なくありません。

少量のオイルを処理するには、100円ショップの商品でも十分対応可能です。ただし、商品により推奨されている使用方法は異なるほか、大量のオイルを一度に処理するには容量が不足する場合があるため注意が必要です。

使用する際は、パッケージに記載されている使用方法と処理可能量をよく確認しましょう。

オイルはどれくらいの頻度で交換すれば良いですか?

一般的な乗用車の場合、走行距離5,000〜10,000km、または6か月〜1年ごとにエンジンオイルを交換することが目安です。車種やエンジンの種類、使用環境によって適切な頻度は異なります。

バイクの場合は車よりも交換頻度が高く、小型バイクであれば3,000kmごとの交換が推奨されることも。排気量や使用頻度によって変わるため、取扱説明書を確認するか、販売店で相談しましょう。

古いオイルを放置すると、エンジンの性能低下や劣化臭の原因になります。定期的に交換することで、エンジンを良好な状態に保てるだけでなく、一度に処分する廃油の量も少なくなるでしょう。

エンジンオイルはすぐに回収してもらえますか?

自治体による回収は予約制や持ち込み制が多く、即日対応は基本的にできません。回収日が決まっている地域では、次の回収日まで待つ必要があります。

また、多くの自治体では家庭からのエンジンオイルは収集対象外となっています。すぐに処分したい場合は、不用品回収業者やカー用品店での即日対応を検討しましょう。

不用品回収業者の中には、電話やWEBで申し込めば当日中に回収に来てくれるサービスもあります。トラブルを避けるため許可番号を持った正規の業者かどうか、必ず確認してから依頼してください。

安全な方法でエンジンオイルを適切に処分しよう

ポンプでエンジンオイルを交換する様子

エンジンオイルの処分は、環境保護と安全のために正しい方法を選ぶことが何より重要です。液体のまま捨てない・固めるか吸収させる・専門業者に依頼するという基本原則を必ず守りましょう。

自治体によってルールが異なるため、お住まいの地域の分別方法や回収システムを必ず確認しましょう。

すぐに処分したい方や、大量の廃油を一度に処分したい方、ほかの不用品とまとめて捨てたい方は、不用品回収のプロへの相談がおすすめです。正しい知識を持って、安全にエンジンオイルを処分することで、環境保護にも貢献できるでしょう。

即日回収隊では、最短即日の不用品回収を受け付けております。エンジンオイルを含む大量の不用品回収にも対応しているため、処分にお困りの方はぜひ無料見積もり相談からご利用ください。

12 30 現在 ご相談受付中!

エンジンオイルの処分でお困りの方

関連記事

検索アイコン

サイト内検索

即日回収隊の サービス対応エリア

全国の不用品回収、粗大ゴミ処分に365日最短即日で対応させていただきます!
遺品整理やゴミ屋敷の片付けにも対応しております。
お気軽にお問い合わせください!