家電製品
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2025年11月30日
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エアコンの買い替えや引越しにあたって、古いエアコンをどのように処分すればよいのか迷う方は少なくありません。エアコンは家電リサイクル法の対象品目に指定されているため、粗大ゴミとして自治体に出すのではなく、適切な手順を踏んで処分する必要があります。
処分方法を誤ると、不法投棄とみなされて罰則の対象になる可能性もあるため、正しい知識を持って取り扱いましょう。また、エアコンの状態や処分のタイミングによっては、無料で引き取ってもらえたり、買取によって現金化できたりする場合もあります。
本記事では、エアコンの処分方法について、家電リサイクル法の基本から具体的な処分手順まで詳しく解説します。
この記事でわかること
エアコンを処分する際の家電リサイクル法の取り扱い- エアコンを処分するためにかかる費用と内訳
- エアコンを処分できる主な方法
状況に応じた最適な処分方法を見つけて、スムーズにエアコンを手放しましょう。
エアコンは粗大ゴミで捨てられない！家電リサイクル法とは
エアコンを処分する際には、家電リサイクル法という法律が深く関わっています。
- エアコンは家電リサイクル法の対象
- エアコンは室外機の処分も必要
ここでは、家電リサイクル法の基本的な内容と、エアコン処分時に知っておくべきポイントを解説します。
エアコンは家電リサイクル法の対象
家電リサイクル法は正式名称を「特定家庭用機器再商品化法」であり、2001年に施行されました。この法律は、廃棄される家電製品に含まれる有用な資源を再利用し、廃棄物を減らすことを目的としています。
対象となる家電製品は、以下の4品目です。
- エアコン
- テレビ
- 冷蔵庫・冷凍庫
- 洗濯機・衣類乾燥機
該当する家電製品を処分する際は、消費者がリサイクル料金と収集運搬料金を負担し、適切にリサイクルすることが求められます。家電リサイクル法の対象となっている理由は、金属資源を確保するためです。
エアコンには鉄、銅、アルミニウムなどの金属資源や、フロンガスなどの適切な処理が必要な物質が含まれています。家電リサイクル法に基づいて処分することで、これらの資源が効率的に回収され、環境負荷の低減にもつながるのです。
エアコンは室外機の処分も必要
エアコンを処分する際には、室内機だけでなく室外機も一緒に処分しなければなりません。室内機と室外機はセットで1台のエアコンとしてカウントされるため、リサイクル料金も1台分で処分できます。
室外機には圧縮機や熱交換器などの重要な部品が含まれており、鉄やアルミニウム、銅などの有用な金属資源が豊富に使われています。そのため、リサイクルの観点からも室外機の適切な処分は重要です。
処分を依頼する際には、室内機と室外機の両方を引き取ってもらえるか必ず確認しましょう。多くの回収業者は両方をまとめて引き取ってくれますが、場所によっては室外機の取り外しに追加費用がかかる場合もあります。
また、配管やリモコンなどの付属品も、可能であればまとめて処分しましょう。
エアコン処分時にかかる費用
エアコンを処分する際には、複数の費用が発生するため、各対応にかかる料金とその内訳も確認しておきましょう。
- リサイクル料金の相場はメーカーにより変動
- 収集運搬料金の相場
- エアコンの取り外し工事費
エアコンを処分する際にかかる処分費用の相場について、項目ごとに解説します。
リサイクル料金の相場はメーカーにより変動
エアコンのリサイクル料金は、家電リサイクル法に基づいて製造メーカーごとに設定されています。一般的な相場は990円程度ですが、メーカーにより差があります。
大手メーカーでは990円に設定していることが多いですが、一部メーカーでは1,265円や2,000円を提示している場合もあるため、あらかじめ確認が必要です。
リサイクル料金は、家電リサイクル券を郵便局で購入する際や、販売店や回収業者に処分を依頼する際に支払う料金です。料金にはエアコン本体のリサイクル処理にかかる費用が含まれており、家電リサイクル法対象の4品目を処分する際は、原則支払う必要があります。
メーカー名は室内機や室外機の本体に記載されているほか、取扱説明書でも確認できます。不明な場合は、依頼する業者に型番を伝えることで、正確な料金を把握しましょう。
収集運搬料金の相場
収集運搬料金とは、エアコンを回収してリサイクル施設まで運搬するための費用です。この料金は、リサイクル料金とは別に必要となり、一般的な相場は1,500〜3,000円程度で受け付けられています。
収集運搬料金は、依頼する業者や地域・エアコンの設置場所によって異なります。家電量販店に依頼する場合、大手チェーン店では統一料金で受け付けていることが多く、相場は1,500〜2,000円程度です。自治体の指定業者に依頼する場合は、業者ごとに料金が異なるため、複数の業者に確認しましょう。
エアコンの取り外し工事費
エアコンの取り外し費用は、作業の内容や設置状況によって異なりますが、一般的には4,000〜8,000円程度が相場です。標準的な壁掛けタイプのエアコンで、特別な作業が不要な場合は、費用を抑えられる場合がほとんどです。
ただし、設置場所や取り付け状況によって追加料金が発生する場合があります。例えば、室外機が屋根上やベランダの外側など高所に設置されている場合、高所作業費として追加料金がかかります。また、配管が長い場合や特殊な取り付け方をしている場合も、追加費用がかかる場合があるでしょう。
さらに、賃貸物件で原状回復が必要な場合は、配管穴の補修費用として別途2,000〜5,000円程度が必要となることもあります。補修方法や使用する材料によって費用は変動するため、事前に確認しておきましょう。
エアコンを処分する費用総額と内訳
以上をもとに、エアコンを処分する際の費用総額をまとめてご覧ください。
| 項目 | 費用相場 |
|---|---|
| リサイクル料金 | 990円前後 |
| 収集運搬料金 | 1,500〜3,000円 |
| 取り外し工事費 | 4,000〜8,000円 |
| 配管穴の補修費用 | 2,000〜5,000円 |
| 費用総額 | 6,490〜16,990円 |
依頼する業者やメーカー、取り外し後の補修の必要性により、処分費用は大きく変わります。処分する際は、捨て方と合わせて必要な費用を把握しておきましょう。
なお、不用品回収業者であれば取り外しから運搬までまとめて対応でき、見積もり時に料金総額を確認できます。取り外しから運搬・回収まで一貫して任せられるため、手軽かつお得に処分できるでしょう。
エアコンの処分を考えている方は、ぜひ不用品回収の利用も検討してみてください。
エアコンの処分方法5選！状況別に最適な方法を選ぼう
エアコンの処分方法には、主に5つの選択肢があります。
- 家電量販店で引き取ってもらう
- 自治体の指定業者に依頼する
- リサイクルショップや買取業者に売却する
- 引越し業者に回収してもらう
- 不用品回収業者に依頼する
それぞれの方法には特徴があり、状況や優先したいポイントによって最適な選択肢が変わります。ここでは、エアコンを処分できる各方法の特徴や手順を詳しく解説します。
①家電量販店で引き取ってもらう
新しいエアコンの購入と合わせて古い製品を処分するなら、家電量販店に引き取ってもらう方法がおすすめです。買い替えと同時に古いエアコンの取り外しから処分まで一括で依頼できるため、少ない手間で処分を済ませられます。
主要な家電量販店では、それぞれ独自の引き取りサービスを提供しています。
| 家電量販店 | サービス内容 |
|---|---|
| ヤマダ電機 | Web申し込みにより1点4,290〜13,200円で撤去・回収 |
| ケーズデンキ | Web申し込みにより1点4,290円〜で撤去・回収 |
| エディオン | Web申し込みにより1点2,090円〜で回収 |
| ビックカメラ | Web申し込みにより1点3,190円〜で撤去・回収 |
| ヨドバシカメラ | Web申し込みにより1点1,540円〜で回収 |
| ジャパネットたかた | Web申し込みにより1点2,640円〜で回収 |
家電量販店での引き取りは、買い替え時に非常に便利ですが、購入を伴わない場合は料金が割高になることもあります。また、繁忙期には工事の予約が取りにくくなるため、早めに手配を済ませましょう。
②自治体の指定業者に依頼する
各自治体では、家電リサイクル法に基づいてエアコンの処分を受け付ける指定業者を案内しています。
- 自治体のホームページや窓口で指定業者のリストを確認する
- リストに掲載されている業者に直接連絡する
- 回収の日程や料金について確認する
- 実際に回収を依頼する
多くの場合、リサイクル料金と収集運搬料金が必要となり、取り外し作業が必要な場合は別途費用がかかります。指定業者であれば、自治体が認定している業者であるため、トラブルのリスクを抑えて回収を任せられます。
一方で、業者によって料金やサービス内容に差があるため、複数の業者に見積もりを取って比較することがおすすめです。取り外し作業の有無や運搬方法についても、事前に確認しておきましょう。
③リサイクルショップや買取業者に売却する
まだ使用できる状態のエアコンであれば、リサイクルショップや買取業者に売却することで、現金化できる可能性があります。特に製造年が新しく、人気メーカーのエアコンは高く買い取ってもらえるでしょう。
買取対象となるエアコンの条件としては、製造から5年以内であることが1つの目安です。ダイキンやパナソニック、日立などの大手メーカーの製品は需要が高く、買取価格も期待できます。さらに、省エネ性能の高いモデルや自動清掃機能などが付いた上位機種も、評価されやすい傾向にあります。
買取を依頼する際には、エアコンの年式・型番・動作状況を伝えると、おおよその査定額を教えてもらえます。複数の業者に査定を依頼して比較することで、より高い金額で売却できるでしょう。
ただし、古いエアコンや動作に問題があるエアコンは買取対象外となる場合が多く、その場合は別の処分方法を検討する必要があります。また、買取業者によっては取り外し作業に対応していないこともあるため、事前に確認のうえ売却を相談しましょう。
④引越し業者に回収してもらう
引越しのタイミングでエアコンを処分する場合は、引越し業者の回収サービスを利用する方法が効率的です。荷物の搬出と同時にエアコンの取り外しと回収を依頼できるため、別途業者を手配する手間が省けます。
引越し業者に依頼するメリットは、引越し作業とエアコン処分を一度に済ませられることです。複数の業者とやり取りする必要がなく、スケジュール調整の手間も省けるでしょう。また、引越し料金の交渉次第では、エアコン処分費用を含めた総額を抑えられる可能性もあります。
ただし、引越し業者によってはエアコンの取り外しや処分に対応していない場合もあるため、見積もり時に必ず確認しましょう。また、繁忙期は予約が取りにくくなるため、早めの相談が大切です。
⑤不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者は、エアコン以外にも処分したいものがある場合や、急いで処分したい場合におすすめの方法です。自宅まで回収に来てくれるため、運搬の手間がかからず、取り外し作業にも対応してもらえる業者が多く存在します。
不用品回収業者に依頼する際には、料金体系を事前に確認することが重要です。
基本料金に加えて、取り外し費用や階段料金などが追加される場合があります。複数の業者から見積もりを取り、サービス内容と料金を比較して依頼する業者を選びましょう。
一方で、悪質な業者に依頼してしまうと、高額な料金を請求されたり、不法投棄をされたりするリスクもあります。業者を選ぶ際には、一般廃棄物収集運搬業の許可を持っているか、料金が明確に提示されているか、口コミや評判が良好かなどを必ず確認しましょう。
即日回収隊では回収・見積もりについて、無料で不用品回収について相談を受け付けています！
エアコンの処分では取り外し費用も含めた見積もりに対応しているため、処分を検討している方はお気軽にご相談ください。
一般廃棄物収集運搬業の許可も取得しているため、安心安全に回収できます！
エアコン処分でよくある質問
エアコンの処分に関して、多くの方が疑問に思うポイントをまとめました。
- エアコンはいつ買い換えるのがおすすめ？
- 室外機のリサイクル料金はいくら？
- エアコンを無料で処分する方法はある？
- 業務用エアコンの処分方法は？
- 処分費用を抑えるコツはある？
費用や時期、具体的な方法について、よくある質問とその回答を紹介します。
エアコンはいつ買い換えるのがおすすめ？
エアコンの買い替えを検討する時期は、大きく分けて2つの観点から考えられます。
- エアコンの寿命や性能
- 購入価格
エアコンの一般的な寿命は10〜15年程度とされています。使用頻度や設置環境によって差はありますが、10年を超えると故障のリスクが高まり、修理部品の在庫がなくなる可能性もあります。また、冷房や暖房の効きが悪くなったり、異音や異臭がしたりする場合は、買い替えを検討する時期だといえるでしょう。
また、購入価格の面では、2月〜3月、10月〜11月が狙い目とされています。2月〜3月は、新モデルの発売前で旧モデルが値下げされる時期。10月〜11月は、夏の需要が落ち着き、冬本番前の閑散期にあたるため、比較的安価に購入できる可能性があるでしょう。
室外機のリサイクル料金はいくら？
室外機は室内機とセットで1台のエアコンとして判断されるため、別途リサイクル料金がかかることはありません。エアコンのリサイクル料金990円程度は、室内機と室外機の両方を含めた金額です。
そのため、処分を依頼する際には、必ず室内機と室外機をセットで引き渡す必要があります。ただし、室外機の設置場所によっては、取り外しに追加の作業費用がかかる場合があります。
たとえば、室外機が屋根上や高所に設置されている場合、通常の取り外し費用に加えて高所作業費が必要な場合は、対応料金や重機の追加料金がかかるでしょう。見積もりを依頼する際には、室外機の設置場所や状況を正確に伝えることで、より正確な料金を確認してください。
エアコンを無料で処分する方法はある？
エアコンを完全に無料で処分することは難しいですが、費用を最小限に抑える方法はあります。
- 指定取引所に自分で持ち込む
- 使用できるエアコンを買取業者に売却する
- 家電量販店の下取りサービスを利用する
指定引取場所に自分で持ち込めば、収集運搬料金が不要となりリサイクル料金990円程度のみで処分できます。ただし、エアコンの取り外し作業を自分で行う必要があり、また室内機と室外機を運搬する手間がかかります。取り外し作業には専門知識が必要なため、多くの方が選べる方法ではありません。
もう1つは、まだ使用できるエアコンを買取業者に売却する方法です。製造から5年以内で動作に問題がないエアコンであれば、買い取ってもらえる可能性があります。人気メーカーや省エネ性能の高いモデルは、特に高く評価される傾向にあるでしょう。
また、下取りサービスによりエアコンの査定額が処分料金を上回れば、実質的に無料で処分できます。ただし、古いエアコンや状態の悪いエアコンは下取り対象外となることが多いため、事前に確認のうえ利用しましょう。
業務用エアコンの処分方法は？
業務用エアコンも家庭用エアコンと同様に、家電リサイクル法の対象となります。ただし、業務用エアコンは家庭用に比べてサイズが大きく、取り外しや運搬に専門的な技術が必要となるため、処分方法には注意が必要です。
業務用エアコンの処分は、専門の業者に依頼するのが一般的です。業務用エアコンの取り扱いに慣れた業者であれば、安全かつ適切に取り外しから処分までを行ってくれます。料金は家庭用エアコンよりも高額になることが多く、エアコンの種類や設置状況によって変わるでしょう。
天井埋込型や床置型など、設置方法によって取り外し作業の難易度が変わるため、見積もりを依頼する際には、エアコンの種類と設置状況を詳しく伝えることが重要です。また、業務用エアコンは冷媒ガスの量も多いため、適切な回収作業が欠かせません。
まだ使用できる業務用エアコンであれば、専門の買取業者に売却することも検討できます。業務用エアコンは中古市場でも需要があるため、状態が良ければ買い取ってもらえる可能性も検討しましょう。
処分費用を抑えるコツはある？
エアコンの処分費用を抑えるため、以下のポイントを押さえておきましょう。
- 複数の業者から見積もりを取って比較する
- 買い替えと同時に古いエアコンを下取りしてもらう
- エアコンの状態に応じて買取を検討する
同じ依頼内容でも、業者によって料金設定が異なるため、相見積もりを取ることで適正価格を検討できます。見積もりは無料で対応してくれる業者が多いため、積極的に利用しましょう。
次に、買い替えと同時に処分を依頼することで、セット料金が適用されて割安になる場合があります。新しいエアコンの取り付けと古いエアコンの取り外しを同時に済ませれば、作業効率が上がり、料金が抑えられるでしょう。
まだ使用できるエアコンであれば、買取を検討することも有効です。処分費用を支払うのではなく、買い取ってもらえば、実質的な負担を大きく減らせます。
処分したいシーンやエアコンの状態によって検討できる手段は変わるため、エアコンの状態を把握のうえ、より費用を抑えられる方法を検討してみてください。
エアコンの処分にお困りなら不用品回収がおすすめ
エアコンの処分方法について、さまざまな選択肢を紹介してきましたが、それぞれの方法にはメリットとデメリットがあります。状況に応じて最適な方法を選ぶことが大切ですが、特に急いで処分したい場合や、エアコン以外にも処分したいものがある場合には、不用品回収業者の利用がおすすめです。
不用品回収業者は、エアコンの取り外しから運搬、処分まで一括で対応してくれるため、手間がかかりません。自分で運搬する必要がなく、重い室外機の移動も任せられるため、安全面でも安心です。また、土日や夜間の対応が可能な業者も多く、忙しい方でも都合に合わせて依頼できます。
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