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大型の家具や家電などの粗大ゴミが出ても、「重くて運べない」「部屋から出せない」といった悩みから、処分を後回しにしてしまう方は少なくありません。特に1人暮らしや高齢者の方、マンションの上層階にお住まいの方にとって、粗大ゴミの搬出は負担が大きく、実質的に処分できない方もいるでしょう。
自治体の粗大ゴミ回収は費用が安い一方で、指定場所まで自分で運び出すことが前提となっています。そのため「申し込んだはいいけれど、当日に運び出せなかった」というトラブルも起きがちです。
この記事では、粗大ゴミが自分で運べない場合に取れる対処法を6つ紹介します。費用や手間を抑えながら粗大ゴミを処分するコツにも触れているため、ぜひ参考にしてください。
この記事でわかること
粗大ゴミが1人で運べないときの6つの対処法
各処分方法の費用や手間
粗大ゴミの搬出・処分費用を安くするコツ
そもそも粗大ゴミとは?運べない難点と原因

粗大ゴミと聞いても、どこからが粗大ゴミになるのかピンとこない方もいるかもしれません。
- 粗大ゴミとなるサイズの目安
- 粗大ゴミ回収は予約のうえ自分で指定場所まで運ぶのが前提
- 体力的・立地的に自分で運べないケースも存在
まずは粗大ゴミの基本的な定義と、自力で運べない理由を整理しておきましょう。
粗大ゴミとなるサイズの目安
粗大ゴミは一般的に、一辺の長さが30〜50cmを超える家具や家電を指します。ただし、このサイズ基準は自治体によって異なるため、お住まいの市区町村のルールを事前に確認することが大切です。
対象となる品目の例としては、主に以下が挙げられます。
- ベッド・食器棚・テーブルなどの大型家具
- 電子レンジや掃除機・扇風機などの家電類
- 大型のインテリアなどの雑貨類
一方で、冷蔵庫・洗濯機・エアコン・テレビといった大型家電は「家電リサイクル法」の対象となるため、自治体の粗大ゴミ回収では引き取ってもらえません。これらは別途、メーカーや販売店を通じたリサイクルルートでの処分が必要です。
45Lのゴミ袋や指定ごみ袋に入らないサイズを粗大ゴミの基準にしている自治体も多く、サイズだけでなく重さも判断に影響することもあるでしょう。処分前に「何が粗大ゴミに当たるか」をお住まいの自治体のWebサイトや冊子で確認しておくことが大切です。
粗大ゴミ回収は予約のうえ自分で指定場所まで運ぶのが前提
自治体の粗大ゴミ回収サービスを利用する場合、事前に申し込みのうえ粗大ゴミ処理券(シール)を購入して品物に貼り付けてから、回収当日の朝に自分で指定の集積場所まで運び出す必要があります。
費用は自治体によって異なりますが、品目の大きさに応じておおむね200〜2,000円ほどと費用を抑えて処分できます。ただし、土日の回収には対応していない自治体も多く、3〜4月の引越しシーズンには申し込みが殺到して予約が1〜2カ月先まで埋まってしまうこともあるでしょう。
加えて、自分で運び出すことが前提のサービスであるため、「粗大ゴミが重くて動かせない」「運び出しを手伝ってくれる人がいない」場合にも、粗大ゴミでの処分が難しくなります。
体力的・立地的に自分で運べないケースも存在
粗大ゴミが自力で運べない原因として最も多いのが、品物の重さや大きさの問題です。ベッドやタンス、マットレスといった大型家具は100kgに迫るものもあり、1人では持ち上げることすら難しいケースもあるでしょう。
また、住居の環境も大きく関係します。エレベーターのない集合住宅や、間口が狭い廊下・階段がある物件では、家具のサイズによっては部屋から外へ出すだけでも困難です。
特にマンションの上層階では、廊下や共用部分を傷つけないようにしながら大型品を運び出すのはリスクも伴うでしょう。そのため、高齢者や女性の1人暮らしなど、体力的な負担が大きい世帯では、物理的に重い荷物の運搬が難しいケースも存在します。
粗大ゴミが運べないときの対処法6選

運び出せない粗大ゴミの処分方法は大きく6つあります。
- 家族・友人に手伝ってもらう
- 解体・分解して一般ゴミとして出す
- 自治体の高齢者・障がい者向け持ち出しサービスを利用する
- リサイクルショップの出張買取を利用する
- 引越し業者や家電量販店・購入店に引き取ってもらう
- 不用品回収業者に依頼する
費用・手間・スピードがそれぞれ異なるため、自分の状況に合った方法を選ぶことが大切です。粗大ゴミを運べない場合の対処法や選べる処分方法について、それぞれ見ていきましょう。
①家族・友人に手伝ってもらう
最もシンプルな方法が、家族や友人に声をかけて搬出を手伝ってもらう方法です。人手が増えれば1人では持ち上げられない家具でも運び出せるようになり、自治体の粗大ゴミ回収を利用できる可能性も高まります。
ただし、協力してもらえる人がいるかどうかは状況によります。慣れていない人が重い家具を運ぶと、転倒や腰を痛めるリスク、廊下や壁を傷つけるリスクも生じるでしょう。
大型家具の搬出は思った以上に体力と技術を要する作業です。手伝ってもらう際は、軍手を用意したり家具の角をタオルで保護したりと、安全面への配慮も忘れずに進めることが大切です。
②解体・分解して一般ゴミとして出す
粗大ゴミとなる基準サイズよりも細かく分解・解体できれば、通常の家庭ゴミとして処分できる可能性があります。組み立て式の棚やラックは比較的解体しやすく、各パーツを自治体指定のゴミ袋に入れられるサイズにすれば、処理券の購入も搬出の負担も減らせるでしょう。
ただし、ノコギリなどの工具を用いる作業はケガの危険が伴います。解体した素材が木材か金属かによって分別方法も異なるため、自治体のルールを事前に確認してください。
また、大型家電は構造上の解体が難しく、この方法は不向きです。自分でできる範囲を見極め、無理な解体は避けることが大切です。
③自治体の高齢者・障がい者向け持ち出しサービスを利用する
一部の自治体では、高齢者や身体に障がいのある方を対象に、自宅の室内から粗大ゴミを運び出してくれる「持ち出し収集サービス」を提供しています。通常の粗大ゴミ回収と同様の手数料、または無料で利用できるケースもあり、費用を抑えながら搬出の手間を減らせるでしょう。
利用条件や対応エリアは自治体によって異なるため、まずは市区町村の窓口やホームページで詳細を確認する必要があります。1人暮らしで搬出が難しい状況であれば相談に乗ってもらえるケースもあるため、物理的に粗大ゴミの処分が難しい場合は、お住まいの自治体に相談するのも選択肢の1つです。
④リサイクルショップの出張買取を利用する
処分したい家具や家電がまだ使用できる状態であれば、リサイクルショップの出張買取サービスを活用する選択肢もあります。出張買取であればスタッフが自宅まで来て品物を査定・搬出してくれるため、自分で運び出す必要がありません。
買取価格がつけば処分費用がゼロになるだけでなく、手元に現金が入る可能性もあります。ただし、状態が悪いものや需要が低い品物は買取対象外となり、回収を断られる場合もあるでしょう。
なお、ジモティーなどの地域マッチングサービスで「搬出できる方限定・無料」として出品する方法もあります。引き取り側が自宅まで取りに来てくれるため、プライバシー面に配慮しつつ利用を検討してください。
⑤引越し業者や家電量販店・購入店に引き取ってもらう
引越しのタイミングで粗大ゴミを処分したい場合、引越し業者に不用品の回収を一緒に依頼できる場合もあります。大手の引越し業者のなかには買取サービスを併設しているところもあり、引越しと不用品処分をまとめて対応してもらえれば、手続きの手間が減ります。
特に冷蔵庫や洗濯機・テレビ・エアコンなどの家電リサイクル法対象品は、購入した家電量販店や買い替え先の販売店に引き取ってもらう方法もあります。リサイクル料金や運搬費はかかりますが、スタッフが自宅まで来て搬出してくれるため自力で運ぶ必要がありません。
ニトリや無印良品などの家具店でも、対象商品の購入時に旧品を引き取るサービスを実施しているケースがあるため、買い替えを考えている方は引き取り対応も合わせて確認しましょう。
⑥不用品回収業者に依頼する
搬出の手軽さや手間の少なさを重視するなら、不用品回収業者への依頼がおすすめです。電話やWebから申し込むだけで、業者スタッフが自宅まで来て室内からの搬出・トラックへの積み込みまで一貫して対応してくれます。
自分で搬出する手間がないため、体力的に困難な方や急いで処分したい方に向いているでしょう。費用は自治体の粗大ゴミ回収よりも高くなりますが、即日対応が可能な業者も多く、複数の品物をまとめて処分できる積み放題プランを用意している業者もあります。
大量の不用品を一気に片付けたい場合や、引越し前に急いで処分したい場合は、不用品回収サービスへの相談も検討しましょう。
即日回収隊では、スタッフによる不用品の搬出・処分を承っています。処分料金にはスタッフによる作業費や搬出費、エアコンの取り外し費用も含まれているため、自分で粗大ゴミを運べない方もお気軽にご相談ください。
各処分方法の費用・手間・スピードを比較

粗大ゴミを運べない場合に検討できる処分方法は、それぞれ費用相場や手間が異なります。「費用を抑えたい」「手間をかけたくない」など、優先したいポイントにより、相性のよい処分方法は変わるでしょう。
粗大ゴミの処分にお困りの方は、以下を参考に自分の状況に合った方法を選んでください。
| 処分方法 | 費用目安 | 手間 | スピード | 運び出し |
|---|---|---|---|---|
| 家族・友人に手伝ってもらう | 無料〜数千円(自治体手数料) | 家族・友人との調整が必要 | やや遅い | 自分で行う(複数人) |
| 解体・分解して一般ゴミに出す | ほぼ無料 | 工具・労力が必要 | やや遅い | 自分で行う |
| 自治体の持ち出しサービス | 無料〜数百円 | 申し込みのみ必要 | 普通(申込が必要) | スタッフが対応 |
| リサイクルショップ出張買取 | 無料〜(品物により異なる) | 申し込みのみ必要 | やや速い | スタッフが対応 |
| 引越し業者・量販店の引き取り | 数百〜数千円 | 申し込みのみ必要 | やや速い | スタッフが対応 |
| 不用品回収業者 | 5,000円〜(点数・規模による) | 申し込みのみ必要 | 速い(即日も可) | スタッフが対応(室内搬出も) |
一人暮らしの女性や高齢者の方、急いで処分したい方には不用品回収業者が最もおすすめです。費用はかかるものの、室内からの搬出もすべて対応してくれるため、負担を減らして処分できるでしょう。
信頼できる不用品回収業者の選び方

不用品回収を依頼する際、業者選びで失敗すると高額請求や不法投棄などのトラブルに巻き込まれるリスクもあります。以下の4つのポイントを確認することで、信頼できる業者を見極めましょう。
- 一般廃棄物収集運搬業許可の有無を確認する
- 無料回収をうたう業者への依頼は避ける
- 複数社で見積もりを取って費用や対応内容を比較する
- 事業で使っていた不用品は産業廃棄物処理業者に依頼する
粗大ゴミを処分するため不用品回収を利用する際の、業者選びの注意点を解説します。
一般廃棄物収集運搬業許可の有無を確認する
家庭から出る不用品(一般廃棄物)を回収するには、必ず自治体から「一般廃棄物収集運搬業許可」を取得しているか確認しましょう。許可を持たない業者が不用品を収集すれば廃棄物処理法違反にあたり、不法投棄などのトラブルにつながるリスクがあります。
許可を取得しているかどうかは、業者のWebサイトや見積書に許可番号が記載されているか確認することが大切です。自治体のWebサイトにて許可取得業者が公開されている場合もあるため、必ず許可を取得して運営している実態があるか、確認のうえ業者を選びましょう。
無料回収をうたう業者への依頼は避ける
「無料で回収します」と大きくうたっているチラシやトラックを見かけることがありますが、本来、廃棄物の処分には費用がかかります。完全無料での回収は不法投棄や違法処分につながっている可能性が高く、利用者が知らないうちに法律違反に加担してしまうリスクもあるでしょう。
無料をうたう業者のなかには、回収当日に「処分費用が別途かかる」「追加料金が発生した」と高額請求してくるケースも報告されています。少しでも不審に感じたら依頼を断る判断も大切にしてください。
※参照:国民生活センター公式サイト「不用品回収サービスのトラブル」
複数社で見積もりを取って費用や対応内容を比較する
不用品回収業者の料金はサービス内容や品目・数量によって大きく異なります。1社だけで判断せず、最低でも2〜3社から見積もりを取ること(相見積もり)をおすすめします。
複数社で見積もりを取れば費用の相場感がつかめるだけでなく、各社のサービス内容や対応の丁寧さを比較するうえでも役立ちます。見積もり後のキャンセルが無料かどうか、追加料金が発生する条件はどういった場合かを事前に確認しておくと、トラブルを避けて利用できるでしょう。
電話1本で即決を迫ってくるような対応をする業者は避けて、メールなど書面で残る方法で慎重に相談できるサービスを選ぶことがポイントです。
事業で使っていた不用品は産業廃棄物処理業者に依頼する
一般廃棄物として処理できるのは、あくまでも家庭から排出されるゴミに限られます。オフィスや店舗・工場などで使用していた家具・家電・備品などは「産業廃棄物」に分類されるため、一般廃棄物の許可しか持たない業者に依頼してはいけません。
事業用品の処分には、都道府県知事から「産業廃棄物収集運搬業許可」を取得した業者への依頼が必要です。事業所の移転や閉業・オフィスの模様替えなどで大量の不用品が出た場合は、産業廃棄物処理業者に相談しましょう。
不用品回収業者に依頼する搬出・処分費用を安くするコツ

不用品回収業者は手軽で便利な反面、費用が気になる方も多いでしょう。
- 家庭ごみでの処分や買取を併用して処分品を減らす
- 複数の不用品の処分をまとめて依頼する
- 買取対応している業者に依頼する
不用品回収業者に自分では運べない粗大ゴミの処分を依頼する際に費用を抑えるコツを、詳しくご覧ください。
家庭ごみでの処分や買取を併用して処分品を減らす
不用品回収業者に依頼する量が増えれば増えるほど、費用は高くなります。そこで、処分したいものが大量にある場合は、仕分けのうえ可能な限り自治体でのゴミ処分や買取に出せるものを整理して、処分を依頼する品数を減らしましょう。
特に以下の特徴に当てはまる品物は、別途仕分けておくとスムーズです。
- 小型の不用品や衣類など、家庭ゴミとして自分で出せるもの
- リサイクルショップやフリマアプリで売れそうなもの
業者への依頼点数を絞れば、結果として費用の節約につながります。運べない大型品に絞って業者を利用して、無駄なく不用品を適切に処分しましょう。
複数の不用品の処分をまとめて依頼する
不用品回収業者を利用する際は、処分したいものをまとめて一度に依頼すると費用を抑えられます。多くの業者が「軽トラック積み放題」「2tトラック積み放題」などのパックプランを提供しており、品数や重量に応じた料金で利用できます。
そのため、1点ずつ個別で回収してもらうのではなく、積み放題プランでまとめて処分できるものを一度に回収してもらえば、1点あたりの処分費用も処分の手間も抑えられます。大掃除のタイミングや引越し前など、不用品がまとまって出るタイミングに合わせて依頼すると、効率よく自分で運べない不用品を回収してもらえるでしょう。
買取対応している業者に依頼する
処分する品物のなかに状態のよい家具や家電がある場合、買取サービスを併設している不用品回収業者を選ぶと処分費用を値引きしてもらえる可能性があります。古物商許可を持つ業者であれば、回収費用から買取金額を差し引いてもらえるため、実質的な費用負担が下がります。
もちろん買取可能な品物は、仕分けのうえリサイクルショップの宅配買取を利用するのも選択肢の1つです。ただし、引っ越しなどで処分を急いでいる場合や、1回の訪問で処分・買取を完結させたい場合は、買取対応している不用品回収業者への依頼も検討しましょう。
どの品物が買取対象になるかは業者によって異なるため、見積もりの際に「買取も対応してもらえるか」を確認しておくことがおすすめです。
粗大ゴミの搬出にお悩みなら即日回収隊へ!

不用品回収業者は、粗大ゴミが運べなくて困っているときの強い味方です。自分で搬出する必要がなく、室内にある大型家具・家電もスタッフがそのまま運び出してくれるため、体力的な不安や住環境による制約を気にせずに処分を進められるでしょう。
費用は自治体の粗大ゴミ回収よりも高くなりますが、複数の不用品をまとめて処分できる積み放題プランを活用すれば、1点あたりの費用を抑えられる可能性もあります。
即日回収隊は、粗大ゴミの室内搬出から処分まで一貫して対応している不用品回収・買取サービスです。一般廃棄物収集運搬許可業者と連携しているほか、古物商許可を取得しており、幅広い品物の回収を承っています。
見積もりは無料から受け付けているため、自分で運べない粗大ゴミ・大量の不用品にお困りの方は、お気軽にご相談ください。
お気軽にお問い合わせください!