書類の処分方法を解説!個人情報を含む機密文書を安全に捨てる手順とは

紐でまとめた書類

自宅やオフィスに溜まった書類の山を見て、どう処分すればいいか悩んでいませんか。特に個人情報が記載された書類や会社の機密文書は、そのまま捨てるわけにはいかず、適切な処分方法を知っておく必要があります。

書類の処分方法を誤ると、個人情報の流出や情報漏洩といった深刻なトラブルに発展する可能性があります。また、ビジネス文書には法律で定められた保管期間があるものも多く、うっかり捨ててしまうと法令違反になるケースもあるのです。

この記事では、家庭やオフィスで安全に書類を処分するための7つの方法を詳しく解説します。

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この記事でわかること

  • 書類を処分する際の主な選択肢
  • 書類を処分する際に気を付けたいこと
  • 書類を安全に処分するポイント

個人情報保護のポイントや、法人が守るべき書類の保管期間についても触れていますので、書類整理にお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

書類や機密文書の処分方法は主に7種類

雑に積み重ねられた書類

書類を処分する方法には、自分で行う簡易的なものから専門業者に依頼する本格的なものまで、大きく分けて7つの選択肢があります。

  • 燃えるごみとして自治体でそのまま処分する
  • ごみ処理施設に持ち込む
  • シュレッダーで裁断してから処分する
  • 墨汁や漂白剤で文字を消してから処分する
  • 破砕処理サービスに依頼する
  • 機密文書専門の処分業者に依頼する
  • 書類溶解サービスを利用する

それぞれの方法には特徴や向いている状況が異なるため、自分の書類の量や内容に合わせて適切な方法を選びましょう。

燃えるごみとして自治体でそのまま処分する

手軽なのは、書類を燃えるごみとして自治体の回収に出す方法です。紙類は多くの自治体で可燃ごみとして分類されており、特別な処理をせずにそのままごみ袋に入れて捨てられます。

ただしこの方法は、個人情報がまったく記載されていない不要なチラシやメモ書き程度の書類に限定すべきです。氏名や住所、電話番号などが書かれた書類をそのまま捨てると、ごみ袋を開けられれば個人情報が盗まれるリスクがあります。

自治体によっては資源ごみとして雑紙回収を行っている場合もありますが、リサイクル過程で第三者の目に触れる可能性があるため、機密性の高い書類には適していません。個人情報を含む書類は必ず読み取れない状態にしてから処分しましょう。

ごみ処理施設に持ち込む

自治体のごみ処理施設やクリーンセンターに書類を直接持ち込んで処分する方法もあります。多くの自治体では事前予約や身分証明書の提示が必要ですが、回収日を待たずにまとまった量の書類を一度に処分できる利点があります。

持ち込み処分の費用は自治体によって異なりますが、一般的に重量制で料金が決まります。10キロあたり数百円程度の場合が多く、大量の書類も費用を抑えて処分できるでしょう。ただし、施設まで自分で運搬する必要があるため、車がない方や大量の書類がある場合は負担が大きくなります。

なお、ごみ処理施設に持ち込む場合も書類の情報が第三者の目に触れる可能性があるため、個人情報が記載された書類はシュレッダーなどで裁断してから持ち込むことをおすすめします。施設によっては書類の内容を確認される場合もあるため、機密文書の処分には十分に注意しましょう。

シュレッダーで裁断してから処分する

個人情報を含む書類の処分で一般的な方法が、シュレッダーで細かく裁断してから燃えるごみに出す方法です。文字が読み取れないレベルまで細断すれば、情報漏洩のリスクを大幅に減らせます。

家庭用シュレッダーは数千円から購入でき、日常的に発生する書類の処分に便利です。シュレッダーの種類・機種により、裁断方法や裁断後の紙の細かさが変わります。

カット方法特徴
ストレートカット線上に書類をカットできる
クロスカット格子状に書類をカットでき、よりセキュリティレベルを高めたい場合におすすめ
マイクロカットより細かく書類をカットでき、機密性の高い書類を処分したい場合におすすめ

ただしシュレッダー処理には時間と手間がかかり、大量の書類を処分する際には現実的ではありません。裁断後のごみの量も増えるため、定期的に捨てる必要があります。

家庭で日常的に出る少量〜中量の書類処分に適した方法だといえるでしょう。

墨汁や漂白剤で文字を消してから処分する

シュレッダーがない場合の代替方法として、墨汁や漂白剤を使って文字を読めなくする手段があります。

文字の消し方主な手順
墨汁を使う方法バケツなどに水と墨汁を入れて書類を浸し、文字が完全に見えなくなるまでかき混ぜる
漂白剤を使う方法書類に直接かけて化学反応でインクを脱色させる

どちらの方法も比較的安価で、特別な機器を必要としない点がメリットです。

ただし、これらの方法は完全に情報を消去できるとは限らず、乾燥後に文字が薄く読める状態になる可能性もあります。また、大量の書類を処理するには時間と労力がかかり、処理後の書類は濡れているため乾燥させなければいけないので、あまりオススメはできません。

あくまで緊急時の応急処置として、重要な機密文書には使用しない方が安全でしょう。

破砕処理サービスに依頼する

専門業者が提供する破砕処理サービスを利用すれば、書類を産業用の大型機械で細かく粉砕してもらえます。家庭用シュレッダーよりも細かく裁断されるため、復元される心配がほとんどありません。

破砕処理サービスでは、段ボール箱単位や重量単位で料金が設定されている場合が多く、まとまった量の書類を一度に処分したい場合に便利です。業者によっては出張破砕サービスを提供しており、専用車両で現地まで来て目の前で破砕処理を済ませてくれるため、書類が外部に持ち出される不安もありません。

法人での利用が中心ですが、個人でも大量の古い書類を処分したい場合には検討できます。処分証明書を発行してもらえる業者を選べば、適切に処分されたことを証明できるため、特に機密性の高い書類の処分におすすめの方法です。

機密文書専門の処分業者に依頼する

機密文書の処分を専門に扱う業者に依頼すれば、高いセキュリティレベルで書類を処分できます。これらの業者は情報管理の認証を取得しているサービスが多く、書類の回収から処分まで一貫して管理された環境で行われます。

なお、機密文書処分業者のサービスには2種類の利用方法があります。

回収方法特徴
定期回収決まった曜日に専用の回収ボックスを設置して定期的に回収してもらう方法で、オフィスなどで継続的に機密文書が発生する場合に適している
随時回収必要なタイミングで依頼する方法で、引っ越しや廃業時などにまとめて処分したい場合に適している

料金は書類の量や回収頻度によって異なりますが、一般的には段ボール箱1箱あたり数千円程度からです。処分証明書の発行や立ち会いサービスを提供している業者も多く、法人での利用では特に役立つでしょう。

書類溶解サービスを利用する

書類溶解サービスは、書類を専用の溶解処理施設で水と化学薬品を使って溶かし、再生紙の原料にリサイクルする方法です。書類を開封せずに処理できるため情報漏洩のリスクが極めて低く、環境にも配慮した処分方法として注目されています。

代表的なサービスとして、ヤマト運輸が提供する機密書類リサイクルサービス「ECOBox」が挙げられます。専用のボックスに書類を入れて配送を依頼すると、製紙工場で直接溶解処理されます。処理過程で書類を開封することがないため、高い機密性が保ったまま処分できるでしょう。

さらに、溶解処理後は再生紙としてリサイクルされるため、焼却処分と比べて二酸化炭素の排出量を削減できる点も大きなメリットです。料金は箱のサイズや重量によって異なりますが、A4用紙2,500枚ほどが入るボックスで1,650円から設定されています。

定期的に機密書類が発生する事業所や、環境への配慮も重視したい方におすすめの方法です。

大量の書類を処分する場合は不用品回収業者がおすすめ

束ねて大量に積み重ねられた書類

引っ越しやオフィスの移転、遺品整理などで大量の書類を一度に処分したい場合は、不用品回収業者に依頼するのが効率的です。不用品回収業者なら書類以外の不用品もまとめて回収してもらえるため、片付け作業を一気に進められます。

不用品回収業者の利点は、電話やインターネットで申し込めば希望の日時に自宅やオフィスまで回収に来てくれる点です。重たい書類の段ボール箱の搬出もスタッフに任せられるほか、最短即日対応しているサービスもあり、急いで処分したい場合にも向いているでしょう。

料金は回収する書類の量や他の不用品の種類によって変動しますが、軽トラック1台分で数万円程度が相場です。複数の業者から見積もりを取って比較すれば、より適正な価格で依頼できます。

即日回収隊では、書類の不用品回収も広く受け付けています。家具・家電類から日用品まで、広い項目の物品を積み放題プランで回収しているため、大量の書類はもちろん家具や家電類もまとめて処分したい方は、お気軽にご相談ください。!

書類を処分する注意点!法人での捨て方と保管期間

シュレッダーで細切れにされた書類

書類を処分する際には、注意すべきポイントがあります。

  • 個人情報が含まれていないか慎重に確認する
  • ホチキス留めされた書類は処分方法に応じて分別する
  • 法人の場合は書類も産業廃棄物となる場合がある
  • 書類ごとに保管期間が定められていないか確認する

特に法人の場合は、法律で定められた保管期間や産業廃棄物としての扱いなど、個人とは異なるルールを守る必要があります。以下の4つの注意点をしっかり確認してから処分を進めましょう。

個人情報が含まれていないか慎重に確認する

書類を処分する前に、以下のように個人情報や機密情報が含まれていないか必ず確認しましょう。

  • 氏名や住所
  • 電話番号・メールアドレス
  • マイナンバーカード
  • 口座番号やクレジットカード情報

特に企業の場合は、顧客情報や取引先の情報、従業員の個人情報などが含まれる書類も多くあります。これらの情報が外部に漏れると、個人情報保護法違反として罰則を受ける可能性があるだけでなく、企業の信用失墜にもつながりかねません。

処分前に複数人でチェックする体制を整えるなど、慎重な確認プロセスを設けましょう。一見すると個人情報が記載されていないように見える書類でも、メモ書きや付箋に重要な情報が書かれていることもあります。

裏面や余白部分まで丁寧に確認し、少しでも疑わしい情報が含まれる書類は、シュレッダーや溶解処理などを活用することがおすすめです。

ホチキス留めされた書類は処分方法に応じて分別する

ホチキスやクリップで留められた書類を処分する際は、処分方法によって金属部分を外す必要があるかどうかが変わります。燃えるごみとして出す場合、多くの自治体ではホチキスの針を外さずにそのまま出せますが、一部の自治体では金属部分を取り除くよう求められることもあります。

また、シュレッダーで裁断する場合は、ホチキスの針が刃を傷める原因になるため、必ず取り外してから処理しましょう。家庭用シュレッダーの多くは金属対応していないため、無理に裁断すると故障の原因になります。

処分方法に合わせて適切に分別すれば、スムーズな処分を目指せるでしょう。

法人の場合は書類も産業廃棄物となる場合がある

企業やオフィスから出る書類は、一般家庭のごみとは異なり産業廃棄物として扱われる場合があります。事業活動に伴って発生する廃棄物は産業廃棄物に分類され、一般廃棄物とは異なる処理ルートで適切に処分しなければなりません。

産業廃棄物の処理には、廃棄物処理法に基づいて以下の手続きを進める必要があります。

  1. 産業廃棄物処理業の許可業者に依頼する
  2. マニフェスト(管理票)を発行する

これを怠ると法律違反となり、罰則の対象になる可能性があります。

ただし、書類は事業系一般廃棄物として自治体の回収に出せる場合もあり、分類は自治体によって異なります。大量の書類を処分する前に、自社の所在地を管轄する自治体や産業廃棄物処理業者に相談し、適切な処分方法を確認しておきましょう。

書類ごとに保管期間が定められていないか確認する

法人が扱う書類には、以下のように法律で保管期間が定められているものが多くあります。

書類保管期間
書類保管期間
会計帳簿や決算書類10年間(会社法により制定)
税務関係書類7年間(法人税法により制定)
契約書5年間(民法により制定)
雇用保険関係書類4年間
労働者名簿や賃金台帳3年間

これらの書類を保管期間内に処分してしまうと、税務調査や労働基準監督署の監査の際に必要な書類を提示できず、法令違反として指摘される恐れがあります。保管期間は書類の種類によって異なるため、処分前に必ず確認することが重要です。

書類ごとに作成日や保管期限を記載しておくと、処分時期の判断がしやすくなるでしょう。顧問税理士や社会保険労務士などの専門家に相談しながら、適切な書類管理体制を整えることをおすすめします。

書類を処分する際のよくある質問FAQ

テープで束ねられた処分予定の書類

書類の処分に関して多くの方が疑問に感じるポイントを、よくある質問形式でまとめました。

  • 個人情報が載っている書類はどう捨てれば良い?
  • シュレッダーがない場合の代替方法は?
  • 古い書類はいつまで保管すべきですか?
  • 処分業者に依頼する費用はどれくらい?

処分方法や費用・保管期間など、実際に書類を捨てる前に知っておきたい情報を確認しておきましょう。

個人情報が載っている書類はどう捨てれば良い?

個人情報が記載された書類は、必ず内容が読み取れない状態にしてから処分しましょう。書類の記載内容を読み取れないようにする方法として、以下の選択肢があります。

  1. シュレッダーで細かく裁断する
  2. 墨汁や漂白剤で文字を消す(消し残しに注意)
  3. 書類の破砕処理サービスを利用する
  4. 書類溶解サービスを利用する

最も確実な方法はシュレッダーで細かく裁断することです。家庭用のクロスカットシュレッダーなら数千円から購入でき、日常的に発生する個人情報書類の処分に便利です。

シュレッダーがない場合は、墨汁や漂白剤で文字を消す方法もありますが、完全に情報を消去できるとは限りません。より確実性を求めるなら、書類溶解サービスや機密文書処理業者を利用することをおすすめします。

大量の個人情報書類を処分する場合は、不用品回収業者や破砕処理サービスを検討しましょう。業者を選ぶ際は、情報管理体制や処分証明書の発行有無を確認し、信頼できる業者に依頼することが大切です。

シュレッダーがない場合の代替方法は?

シュレッダーを持っていない場合でも、手で細かく破る方法や墨汁を使う方法で代替できます。手で破る際は、文字が読めないレベルまで細かくちぎることがポイントです。氏名や住所などの重要部分は特に念入りに細かくし、複数のごみ袋に分けて捨てましょう。

なお、コンビニエンスストアのなかには、有料でシュレッダーサービスを提供している店舗もあります。少量の書類であれば、シュレッダーなどを利用できる外部サービスも選択肢の1つです。

ただし、大量の書類を処分したい場合は、専門業者に依頼する方が効率的で確実だといえます。

古い書類はいつまで保管すべきですか?

古い書類の保管期間は、書類の種類と個人か法人かによって異なります。個人の場合、以下を目安に書類を保管しましょう。

書類保管期間の目安
給料明細や源泉徴収票最低5年
医療費の領収書最低5年
クレジットカードの利用明細公共料金の領収書最低1年
不動産の売買契約書や保険証券契約が有効な期間中

確定申告や契約上のトラブルを避けるためにも、契約書や公的書類は保管しておくことが大切です。保管期間を目安に書類を取り扱って、処分しても問題ないタイミングを見極めたうえで慎重に取り扱いましょう。

処分業者に依頼する費用はどれくらい?

書類処分を業者に依頼する際の費用は、処分方法や書類の量によって大きく変動します。

処分方法費用相場
機密文書処理業者段ボール1箱あたり2〜5千円
書類溶解サービス段ボール1箱あたり3千〜1万円
不用品回収業者軽トラック1台分で1〜3万円

処理業者は段ボール1箱単位などの都度依頼ができるほか、定期回収を結ぶ方法もあります。

また、不用品回収業者であればトラック単位で処分でき、大量の処分を一度に処分したい場合にも役立つでしょう。書類以外の不用品もまとめて回収してもらえるため、引っ越しやオフィス移転の際にもおすすめです。

いずれの方法で処分する場合にも、複数の業者から見積もりを取って比較して、適正価格で依頼することが大切です。

書類は種類や状況に応じた方法で安全に処分しよう

束ねられた大量の書類や古紙

書類の処分方法には、自治体のごみ回収から専門業者への依頼まで、さまざまな選択肢があります。少量の書類ならシュレッダーで裁断してから燃えるごみに出す方法が手軽ですが、大量の書類や機密性の高い文書の場合は、破砕処理サービスや書類溶解サービスを利用する方が安全で効率的です。

特に個人情報が記載された書類は、そのまま捨てると情報漏洩のリスクがあるため、必ず読み取れない状態にしてから処分しましょう。

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