タンスの処分方法7選！重くて運べない場合の捨て方・費用・解体方法まで解説

古いタンスや使わなくなったタンスを処分したいけれど、重くて運べず困っていませんか？
引越しや買い替えのタイミングでタンスを手放したくても、サイズが大きく重量もあるため、処分方法に悩む方は少なくありません。

タンスは基本的に粗大ゴミとして処分しますが、重くて運べない場合や解体して費用を抑えたい場合など、状況に応じて最適な処分方法が異なります。自治体の収集サービスから不用品回収業者への依頼まで、複数の選択肢があります。

本記事では、タンスを処分する方法を7つ紹介し、それぞれの費用相場や手順を詳しく解説します。重くて自力で運べない場合の対処法や、高級タンスの買取についても触れているため、お手持ちのタンスに合った最適な処分方法が見つかるはずです。

処分前に確認すべきタンスの種類や測定方法

タンスを処分する前に、種類やサイズを正確に把握しておくことが大切です。

• タンスの主な種類
• 処分する前のチェックリスト

ここでは、タンスの種類ごとの特徴と、処分前に確認しておきたいポイントについて解説します。自治体の料金区分や買取価格は、タンスの種類やサイズによって大きく変わるため、事前の確認が欠かせません。

タンスの主な種類

タンスにはさまざまな種類があり、それぞれ処分方法や費用が異なります。以下の表で、代表的なタンスの種類と特徴をまとめました。

タンスの種類	特徴
整理タンス	一般的な衣類収納用のタンス。引き出しが複数段あり、サイズは幅60センチメートルから120センチメートル程度が多い
婚礼タンス	和タンス・洋タンス・鏡台がセットになった大型家具。昭和から平成初期に婚礼時に購入されることが多かった
桐タンス	高級木材の桐を使用した伝統工芸品。調湿性に優れ、着物の保管に適している。加茂桐タンスや岩谷堂箪笥などが有名
プラスチック製タンス	衣装ケースとも呼ばれる軽量なタンス。組み立て式が多く、移動や処分が比較的容易
チェスト・ワードローブ	洋風の収納家具。チェストは引き出し式、ワードローブは扉付きで衣類をハンガーにかけて収納できる

タンスの種類によって、重量や素材が大きく異なります。婚礼タンスや桐タンスは重量が100キログラムを超えることも珍しくなく、自力での搬出は困難です。一方、プラスチック製タンスは軽量で、解体も比較的簡単におこなえます。

処分方法を検討する際は、まず自分が処分したいタンスがどの種類に該当するか確認しましょう。高級な桐タンスや伝統工芸品であれば買取の可能性がありますが、一般的な整理タンスや婚礼タンスは買取が難しい場合が多いです。

処分する前のチェックリスト

• サイズ測定（高さ・幅・奥行き）→自治体の料金区分に影響
• 素材確認（木製・プラスチック・金属）→分別方法が異なる
• 状態確認（傷・汚れ・臭い）→買取可否に影響
• 搬出経路の確認（ドア幅・階段・エレベーター有無）

タンスを処分する前に、以上の項目を確認しておくことで、スムーズに処分を進められます。

まず、サイズ測定は必須です。タンスの高さ・幅・奥行きを測定しましょう。自治体の粗大ゴミ料金は、サイズによって区分が設けられていることが多く、数センチメートルの差で料金が変わる場合があります。測定する際は、取っ手や装飾部分も含めた最大寸法を記録してください。

素材確認も重要なポイントです。木製、プラスチック製、金属製など、タンスの素材によって分別方法が異なります。特に解体して処分する場合は、木製部分は可燃ゴミ、金属部分は不燃ゴミと分けて出す必要がある自治体もあります。

状態確認は買取を検討している場合に特に大切です。傷や汚れ、臭いの有無によって買取価格が大きく変わります。カビが生えていたり、引き出しの開閉がスムーズでなかったりする場合は、買取が難しくなる可能性があります。

搬出経路の確認を怠ると、当日になって搬出できないという事態になりかねません。玄関や廊下のドア幅、階段の幅と踊り場のスペース、エレベーターの有無とサイズを確認しましょう。特にマンションの高層階に住んでいる場合は、エレベーターに入るかどうかが重要です。搬出が困難な場合は、窓からの吊り下げ作業が必要になることもあります。

タンスの処分方法を費用・手間を合わせて紹介

タンスを処分する方法は複数あり、それぞれに特徴や費用相場が異なります。

• 自治体の粗大ゴミ収集・施設への持ち込み
• 解体して可燃ゴミ・不燃ゴミとして出す
• 家具店の下取り・引き取りサービスに出す

ここでは、代表的な処分方法について、費用や手間を含めて詳しく解説します。自分の状況に合った方法を選びましょう。

自治体の粗大ゴミ収集・施設への持ち込む

自治体の粗大ゴミ収集を利用するのが、タンス処分の最も一般的な方法です。処分の流れは以下のとおりです。

1. 自治体の粗大ゴミ回収の申し込みをする（ネット・電話）
2. 処理券を購入する
3. 収集日にタンスを出す

自治体での処分は費用が安価な点が最大のメリットです。多くの自治体では500円から1,500円程度で処分できます。ただし、自力でタンスを搬出する必要があるため、重くて運び出せない場合は利用が難しくなります。

また、日時指定ができず、回収まで時間がかかることも注意点です。特に年末などの繁忙期は、申し込みから収集まで1ヶ月近く先になることもあります。すぐに処分したい場合には不向きな方法といえるでしょう。

以下の表で、主要な自治体におけるタンスの処分料金をまとめました。

自治体名	費用（収集）	費用（持込）	料金基準・備考
東京都足立区	400円〜2,800円	無料（年度2回・10個まで）	高さ+幅の合計で5段階料金設定。持込は本人確認書類必要
東京都練馬区	400円〜2,300円	200〜1,200円	長い2辺の合計で料金決定。持込は練馬区資源循環センターへ（年度3回まで）
東京都品川区	400円〜2,100円	200〜1,100円	サイズにより料金変動。。持込は日曜のみ
神奈川県横浜市	1,000円〜1,500円	申し込み時確認	最長辺で料金決定。申込は粗大ごみ受付センター（0570-200-530）
神奈川県川崎市	600〜1,200円	持込不可（やむを得ない場合は要相談）	生活環境事業所に申込
神奈川県藤沢市	1,000円	原則持ち込み不可	タンスは「特別大型ごみ指定品目」として処理料金が1,000円
千葉県千葉市	780〜1,560円	申し込み時確認	最大辺が90cm以下 780円最大辺が90cm超 1,560円
千葉県柏市	1,100円	10キログラムごとに198円	1辺が1.2メートル以上の場合。持ち込みの場合北部クリーンセンターのみ対応。（出典：ごみの持ち込み（柏地域） | 柏市）
千葉県松戸市	1,000円（一律）	1キログラム当たり17.6円（16円＋消費税）	品物の1辺の長さがおおむね50センチ以上のもの。
栃木県宇都宮市	840円	無料	一辺が50センチ以上のごみ。
北海道札幌市	500〜1,300円	200円/10kg	高さが1m未満のもの 500円高さが1m以上のもの 1,300円＊持ち込み時は破砕工場への持ち込み
宮城県仙台市	800〜1,600円	持ち込み時要確認	一辺が30センチ以上のごみ。持ち込み時事前申し込み必須。
宮城県石巻市	500〜1,000円	10kgあたり100円	最大の辺が1m未満は500円、1m以上は1,000円。持ち込み時事前申し込み必須
愛知県豊田市	600〜1,200円	10キログラムまで200円、以後10キログラムごとに200円加算	持ち込み時事前申し込み必須
愛知県名古屋市	1,000〜1,500円	10キログラムまでごとに200円。	30センチ角以上のもの。支払いは現金のみ
三重県津市	–	20キログラム以下無料、超える場合は10キログラムごとに150円加算	1ｍ以内にできなければ津市リサイクルセンターへ自己搬入。
京都府京都市	400円〜2,400円	100kg以下1,500円。	高さ×幅×奥行 30×40×40cm以上のもの
広島県福山市	無料	無料	できる限りガラス・金具などを取り外して
岡山県岡山市	1,000〜1,500円1,500円	無料	大きさの目安は20リットルの有料指定ごみ袋に入りきらないもの
兵庫県神戸市	900〜1,200円	10kg当たり140円	45リットルの指定袋に入らないもの。入っても、単品で5kgを超える重さのもの1日の持ち込み量が5点以下
福岡県福岡市	500円〜1,000円	10kg当たり140円	持ち込み時、一部のセンターでクレジットカード・電子マネー、コード決済可能。
熊本県熊本市	500円または900円	要10kg当たり150円	指定袋（大袋）に入らないもの料金は申し込み時確認

持ち込みの場合は収集よりも料金が安くなることが多く、自分の都合の良いタイミングで処分できるメリットがあります。

粗大ゴミを直接持ち込みできる施設は限られているため、事前に自治体へ確認が必要です。また、完全予約制になっている施設もあるため、必ず直接連絡してから持ち込むようにしましょう。

解体して解体して可燃ゴミ・不燃ゴミとして出す

タンスを解体して小さくすれば、可燃ゴミや不燃ゴミとして無料で処分できる自治体もあります。粗大ゴミの手数料がかからないため、費用を抑えたい方におすすめの方法です。

解体作業に必要な道具は、タガネ、ハンマー、ドライバー、のこぎり、軍手、ビニールシートです。作業中に破片が飛び散るため、床や壁を保護するビニールシートは必須です。また、怪我を防ぐために軍手や保護メガネも用意しておきましょう。

解体の手順は以下のとおりです。

1. 引き出し・扉を外す
2. 蝶番・取っ手などの金具を外す
3. 天板→中板→底板の順に分解
4. 30cm以下にカット（可燃ゴミの場合）
5. 木製→可燃ゴミ、金属→不燃ゴミで分別

まず引き出しや扉を外し、タンス本体を軽くします。次に蝶番や取っ手などの金具類をドライバーで取り外します。金具類は不燃ゴミとして分別するため、別に保管しておきましょう。

天板、中板、底板の順に分解していきます。接合部分はタガネとハンマーを使って叩いて外していきます。無理に力を入れると木材が割れて破片が飛び散る危険があるため、慎重に作業を進めてください。

分解した木材は、自治体の規定サイズ以下にカットします。多くの自治体では30センチメートル以下であれば可燃ゴミとして出せますが、地域によって基準が異なるため事前確認が必要です。のこぎりで丁寧にカットし、指定のゴミ袋に入れて出しましょう。

木製部分は可燃ゴミ、金属部分は不燃ゴミと分別して出すのが基本です。ただし、自治体によってはプラスチック部分を資源ゴミとして分別する必要がある場合もあります。

注意点として、解体作業には怪我のリスクが伴います。釘や金具で手を切ったり、木材の破片が目に入ったりする危険があるため、十分な注意が必要です。また、作業スペースも必要で、時間も3時間以上かかる場合もあります。婚礼タンスや桐タンスなど大型で頑丈なタンスの場合は、さらに時間がかかることも覚悟しなければなりません。

時間と労力をかけたくない方や、怪我のリスクを避けたい方は、他の処分方法を検討した方が良いでしょう。

家具店の下取り・引き取りサービスに出す

新しいタンスを購入する際に、古いタンスを引き取ってもらえるサービスを提供している家具店があります。購入と処分を同時に済ませられるため、非常に便利な方法です。

以下の表で、主要な家具店の引き取りサービスをまとめました。

店舗	費用	条件	対応品目
ニトリ	4,400円/回	配送員設置商品購入・同数量	タンス・ベッド等（組立家具除く）
IKEA	下取り	持ち込みのみ	見積もり一覧で買取対象になっているもののみ
無印良品	無料	開梱設置サービス利用・同種同数	タンス・ベッド・ソファ等
東京インテリア	2,000円〜5,000円	新規購入・同等同数	家具全般
ベルメゾン	無料	購入41,800円以上・配送費7,150円以上	対象商品のみ

重くて運べないタンスの処分方法

タンスが重すぎて自力で運び出せない場合でも、処分する方法はあります。

• パーツを分割して運ぶ
• 自治体の運び出しサービスを利用する
• 不用品回収業者なら搬出・吊り出し作業もおまかせ

ここでは、重量のあるタンスを処分する際の具体的な方法について解説します。無理に運ぼうとして怪我をしたり、壁や床を傷つけたりしないよう、適切な方法を選びましょう。

パーツを分割して運ぶ

タンスを分解せずに、パーツごとに分けて運ぶことで搬出が楽になります。完全に解体するわけではないため、工具や技術がなくても対応できる方法です。

まず引き出しをすべて抜き出します。引き出しだけでも相当な重量があるため、これを取り外すだけでタンス本体が大幅に軽くなります。引き出しは一つずつ別に運び出し、先に収集場所や処分場所へ移動させておきましょう。

次に、取り外し可能な天板や側板があれば外します。ネジで固定されている場合は、ドライバーで取り外せます。接着剤やダボで固定されている場合は無理に外そうとせず、そのままにしておきましょう。

鏡台がセットになっている婚礼タンスの場合は、鏡台部分を先に取り外します。鏡台は比較的軽量で、一人でも運びやすい重さです。和タンスと洋タンスが分かれている場合も、それぞれ別々に運び出すことで負担を軽減できます。

パーツに分けて運ぶ際は、床や壁を傷つけないよう毛布や段ボールで保護することが大切です。特に賃貸住宅の場合、傷を付けると原状回復費用を請求される可能性があるため注意しましょう。

また、一人で運ぼうとせず、必ず二人以上で作業することをおすすめします。無理な体勢で持ち上げると腰を痛める危険があるため、適切な人数で分担して運びましょう。

自治体の運び出しサービスを利用する

一部の自治体では、高齢者や障がい者を対象に、粗大ゴミの運び出しサービスを提供しています。自力での搬出が難しい方にとって、非常にありがたいサービスです。

以下の表で、運び出しサービスを提供している自治体の例をまとめました。

自治体	対象者	条件	費用
津市（三重県）	「要支援認定者」「要介護認定者」「障がい者」「75歳以上の者」のみで構成される世帯	―	無料
北区（東京都）	65歳以上の方、または障害者の方のみで構成される世帯	・1品もしくは1,300円分まで・幅＋高さの合計が270cm以内・重量50kg以下・解体不要であること・階段を通らないこと・月1回まで	通常の粗大ごみ手数料
所沢市（埼玉県）	①1人暮らしの高齢者②1人暮らしの身体障がい者③1人暮らしの病気・怪我の方④上記のみで構成される世帯※家族等の協力を得られない場合に限る	・1回5点まで・第三者の立会い必要・構造等により断られる場合あり	通常の粗大ごみ手数料

運び出しサービスを利用する際は、お住まいの自治体で対応しているか、また対象条件に該当するか確認しましょう。申し込み方法や必要書類についても、自治体によって異なるため、事前に問い合わせることが大切です。

不用品回収業者なら搬出・吊り出し作業もおまかせ

不用品回収業者に依頼すれば、重いタンスの搬出から処分まで全て任せられます。自力で運べない場合や、搬出経路が確保できない場合でも対応してもらえるため、非常に便利な方法です。

不用品回収業者の最大のメリットは、玄関や階段を通らない大型タンスでも、窓からの吊り下げ作業で搬出できる点です。クレーン車を使った作業や、手吊りによる搬出など、状況に応じた方法で対応してもらえます。マンションの高層階でエレベーターに入らない場合でも、専門技術を持ったスタッフが安全に作業をおこないます。

料金は業者やタンスのサイズによって異なりますが、一般的なタンス1点で3,000円から10,000円程度が相場です。吊り下げ作業が必要な場合は、別途追加料金がかかることもあります。ただし、他の不用品とまとめて処分する場合は、パッケージプランを利用することで1点あたりの費用を抑えられる可能性があります。

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高級タンスや新品タンスを買取してくれるサービス

状態の良いタンスや高級品であれば、買取してもらえる可能性があります。

• 売れやすいタンスの種類と買取相場
• リサイクルショップ
• フリマアプリやジモティ
• 不用品回収業者の買取サービス

ここでは、タンスを買取してもらう方法と、高く売るためのコツについて解説します。処分費用がかからないだけでなく、収入を得られる場合もあるため、まずは買取の可能性を検討してみましょう。

売れやすいタンスの種類と買取相場

タンスの買取価格は、種類や状態、ブランドによって大きく異なります。一般的なタンスの買取相場は2,000円から80,000円前後ですが、ブランド品や伝統工芸品の場合は10万円以上の高額査定となるケースもあります。

以下の表で、タンスの種類別の買取相場をまとめました。

タンスの種類	買取相場	特徴
一般的なタンス	買取不可から3,000円	大量生産された整理タンスやチェスト。傷や汚れが目立つものは買取不可
ブランド家具	1,000円から20,000円	カリモク、マルニ木工、天童木工など。状態が良ければ高値で買取
桐タンス	20,000円から200,000円	加茂桐タンス、岩谷堂箪笥、仙台箪笥などの伝統工芸品。調湿性に優れ根強い需要
婚礼タンス	買取ができない店が多い	サイズが大きく搬出困難。知名度のあるメーカーのみ買取可能性あり
昭和レトロ・アンティーク	状態により高額買取の可能性	デザインに特徴があるもの、希少性の高いものはコレクター需要あり

タンスを高く売るためのコツは日頃から丁寧にお手入れをし、傷や汚れを付けないよう大切に使いましょう。売却する際は、できる限り綺麗に掃除してから査定に出すことで、印象が良くなります。

付属品や説明書も一緒に査定に出しましょう。購入時の保証書やメーカーのカタログなどがあると、より高値が付きやすくなります。特にブランド家具の場合は、付属品の有無が査定額に大きく影響します。

複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することも大切です。業者によって得意分野や買取基準が異なるため、一社だけでなく複数社に査定してもらうことで、より高く売れる可能性が高まります。

加えてなるべく早めに売却することもポイントです。タンスは5年以内であれば比較的高値が付きやすく、それ以降は年数が経つほど価値が下がる傾向にあります。使わなくなったら早めに売却を検討しましょう。

リサイクルショップ

リサイクルショップでは、状態の良いタンスを買い取ってもらえる可能性があります。店舗に直接持ち込む方法と、出張買取を依頼する方法があります。

方法	メリット	デメリット
店舗持ち込み	その場で査定結果が分かる	自分で運ぶ必要があり、軽トラックなどの車両が必要
出張買取	自宅まで査定に来てもらえる	タンス1点のみでは対応していない店舗が多い。複数品のまとめ買取が前提

リサイクルショップでの買取価格は、一般的に相場よりも低めになる傾向があります。店舗側も利益を確保する必要があるため、買取価格は控えめに設定されています。高級ブランドや桐タンスの場合は、専門の買取業者に依頼した方が高値が付く可能性があります。

査定を依頼する前に、タンスの状態を確認しておきましょう。

• 引き出しの開閉がスムーズか
• 目立った傷や汚れはないか
• 臭いは付いていないか
• カビが生えていないか
• タバコの臭いが染み付いていないか

カビやタバコの臭いがある場合は、買取を断られる可能性が高いです。

フリマアプリやジモティ

フリマアプリやジモティを利用すれば、自分で価格を設定して売却できます。リサイクルショップよりも高値で売れる可能性がある一方、売れるまで時間がかかったり、配送の手間がかかったりするデメリットもあります。

サービス	メリット	デメリット	配送料の目安
メルカリ（たのメル便）	大型家具の配送に対応。他の配送方法より安価	配送料が高額（1万円超も）。梱包が大変。破損リスクあり	200サイズで5,000円程度から
ジモティ	地元での直接取引のため配送料不要。手間もコストもかからない	見知らぬ人を自宅に招く必要があり、トラブルに注意	不要

配送料が高額になることが多く、梱包も非常に大変なため、あまり推奨できる方法ではありません。特に送料込みで出品する場合は、利益がほとんど残らない可能性もあります。

フリマアプリやジモティで売却する際は、タンスの状態を正直に記載し、複数の角度から撮影した写真を掲載しましょう。傷や汚れがある部分も隠さず撮影することで、購入者とのトラブルを避けられます。

不用品回収業者の買取サービス

古物商の資格を持つ不用品回収業者であれば、タンスの買取にも対応しています。買取が難しい場合でもそのまま回収してもらえるため、査定から処分まで一度の訪問で完了するのが大きなメリットです。

不用品回収業者の買取サービスのおすすめポイントは以下のとおりです。

• 自宅まで引き取りに来て運搬もしてくれる。重いタンスを自分で運ぶ必要なし
• 搬出経路が狭い場合や階段しかない場合でも、プロのスタッフが安全に作業
• 養生をしっかりおこなうため、建物を傷つける心配なし
• 電話一本で時間に関係なく対応。多くの業者が朝8時から夜20時まで営業し、土日祝日も対応
• 即日対応も可能。問い合わせから最短で当日中に訪問
• タンス以外の不用品もまとめて買取・回収可能

さらに以下のようなタンスは、高価買取の対象となる可能性があります。

タンスの種類	高価買取のポイント
ブランド家具	カリモク、マルニ木工、天童木工などの有名ブランド。購入から5年以内で状態が良いもの
桐タンス	加茂桐タンス、岩谷堂箪笥、仙台箪笥などの伝統工芸品。職人の銘が入っているもの
アンティーク	昭和初期から中期の希少なデザイン。オリジナルの金具が残っているもの
デザイナーズ家具	有名デザイナーの作品。北欧家具ブランドのヴィンテージ品

買取できない場合でも、そのまま回収してもらえるため二度手間になりません。査定額に納得できなければ、買取を断って回収のみを依頼することも可能です。

即日回収隊では、不用品回収の際にスタッフがタンスの買取査定をおこなっております。高級タンスはもちろん、一般的なタンスも状態によっては買取可能です。買取が難しい場合でもそのまま回収いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。

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タンスを処分する際の注意点

タンスを処分する際には、いくつかの注意点を守ることが大切です。

• 必ず中身を空にして捨てる
• 婚礼家具の場合は両家へ相談してから処分する
• 繁忙期は早めに粗大ゴミセンターや業者へ依頼する

ここでは、タンスを処分する際に気を付けるべきポイントについて解説します。トラブルを避け、スムーズに処分を進めるためにも、事前に確認しておきましょう。

必ず中身を空にして捨てる

タンスを処分する際は、必ず中身を完全に空にしてから出しましょう。衣類や小物が入ったままだと、収集を断られる場合があります。

自治体の粗大ゴミ収集では、中身が入ったままのタンスは回収してもらえません。収集作業員が確認した際に中身が入っていることが分かると、そのまま残されてしまいます。再度申し込みをして、次の収集日まで待たなければならないため、二度手間になってしまいます。

不用品回収業者に依頼する場合も、中身を空にしておいた方がスムーズです。中身が入ったままだと重量が増し、追加料金が発生する可能性があります。また、作業時間も長くなるため、事前に空にしておくことをおすすめします。

また、引き出しの奥や、タンスの裏側に貴重品が落ちていないか確認することも大切です。現金や印鑑、通帳などが紛れ込んでいることもあるため、処分前に隅々までチェックしましょう。特に長年使用していたタンスの場合は、思わぬ場所に大切なものが隠れている可能性があります。

婚礼家具の場合は両家へ相談してから処分する

婚礼タンスは、結婚の際に両親や親族から贈られたものであることが多く、処分する際には配慮が必要です。特に配偶者の実家から贈られた婚礼タンスを処分する場合は、事前に相談しておくことをおすすめします。

婚礼タンスには思い入れがある方も多く、勝手に処分すると家族間のトラブルに発展する可能性があります。特に年配の方にとって、婚礼タンスは一生に一度の大切な贈り物という認識があるため、処分することに抵抗を感じる方もいるでしょう。

処分を決める前に、まずは配偶者とよく話し合い、両家の親にも相談しておくことが大切です。処分の理由を丁寧に説明し、理解を得てから進めましょう。

どうしても処分に理解が得られない場合は、実家に引き取ってもらう方法もあります。両親が保管場所を確保できるのであれば、一時的に預かってもらうことも検討してみましょう。時間が経てば、処分に対する抵抗感も薄れるかもしれません。

繁忙期は早めに粗大ゴミセンターや業者へ依頼する

引越しシーズンである3月から4月、年末の大掃除時期である12月は、粗大ゴミの収集依頼が集中する繁忙期です。この時期は申し込みから収集まで1ヶ月近くかかることもあるため、早めに予約することが大切です。

自治体の粗大ゴミ収集は、収集日が決まっているため、繁忙期には予約が取りにくくなります。特に月末や月初は依頼が集中しやすく、希望日に収集してもらえない可能性が高くなります。引越しの日程が決まっている場合は、できるだけ早く申し込みをしましょう。

不用品回収業者も繁忙期は予約が埋まりやすくなります。ただし、自治体の収集に比べると柔軟に対応してもらえることが多く、早朝や夜間の作業も可能な業者があります。引越しまで時間がない場合は、不用品回収業者の利用を検討してみてください。

まとめ

タンスの処分方法は、自治体の粗大ゴミ収集から不用品回収業者への依頼まで、複数の選択肢があります。費用を抑えたい場合は自治体での処分や解体して普通ゴミとして出す方法が適していますが、重くて運べない場合や、手間をかけたくない場合は不用品回収業者の利用がおすすめです。

高級タンスや状態の良いタンスであれば、買取サービスを利用することで処分費用がかからず、収入を得られる可能性もあります。桐タンスやブランド家具は高値が付きやすいため、まずは査定を依頼してみると良いでしょう。

処分する際は、中身を完全に空にすること、婚礼タンスの場合は両家に相談すること、繁忙期は早めに予約することなど、注意点を守ってスムーズに進めましょう。

タンスの処分でお悩みの方は、ぜひ即日回収隊にご相談ください！
重量のあるタンスの搬出から処分まで、全て代行いたします。買取にも対応しておりますので、まずは無料見積もりからお気軽にお問い合わせください。

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